どちらも車を借りるという点では同じの「カーシェアリング」と「レンタカー」

カーシェアリングとレンタカーでは料金体系や貸し出しまでの手順に違いがあり、それぞれメリットとデメリットがあります。

今回は、カーシェアリングとレンタカーの違いや、実際に私自身「カーシェアリング」と「レンタカー」の両方を使ってみた感想も含めて紹介したいと思います。

カーシェアリングとレンタカーの違い

まず、カーシェアリングとレンタカーの主な違いについてまとめました。

カーシェアリング レンタカー
初期費用 会員登録が必要

月額1,000円前後の基本料金

原則不要
営業時間 基本的に24時間 営業所によって異なる
店舗数 都心部は多いが地方は少ない 都心・地方問わず多い
貸し出し時間 15分単位から可能

短時間利用にも便利

基本的に6時間単位から

短時間利用には向かない

貸し出しの手順 1、スマホやパソコンからインターネット予約

2、ICカードを使って貸し出し

1、スマホやパソコンからインターネット予約

2、営業所で出発前の確認

3、所定の手続きの後に貸し出し

返却の手順 元の場所に返却し、ICカードで施錠 1、ガソリンを満タンにする

2、営業所で車の状態を確認後に返却

ガソリン 無料(減ったら専用カードで給油)

満タンでなくても返却可

使った分だけ支払う

ガソリン満タンで返却

距離料金 プランによっては距離料金が発生 なし
各種保険 不要(最初から料金に含まれている)

別途、追加で加入する保険もある

基本料とは別に保険料がかかる
車種の数 少ない 多い

ただし営業所による

車の装備 カーナビ、ETC車載器、チャイルドシートは最初から完備 車種によって異なる

搭載にはオプション料金がかかる

乗り捨て 原則不可

一部店舗では可能な場合もある

可能

(ただし、別途で乗り捨て手数料)

カーシェアリングのメリット

面倒な手続きがなく気軽に利用できる

カーシェアリングの一番のメリットは、貸し出しまでの手続きが楽という点です。

最初の会員登録さえ済ませてしまえば、後はネット予約で簡単に利用することができます。

乗車の際も、ICカードで開錠して乗車する仕組みなので、面倒な手続きもなくすぐに出発できます!

レンタカーのように出発前に店員から説明を受ける必要もないので、とにかくスピーディーに車を利用できるというのが大きな強みですね。

返却に関しても、レンタカーのようにガソリンを満タンにする必要はなく、まだ燃料が十分に残っている場合にはそのまま返却することができます。

 

利用時間に融通が利く

カーシェアリングの場合、10分~15分単位から貸し出しが可能なので「少しだけ車を利用したい」というときにも便利です。

一方のレンタカーの場合、貸し出し時間が最低6時間からのことが殆どなので、短時間の利用では使いずらいです。

短時間利用の場合には、圧倒的にカーシェアリングの方が便利と言えます。

 

ガソリン代と保険料が不要で料金が安い

カーシェアリングは料金形態が最低10分~15分単位となっているので、使いたい時に使った分だけ料金を支払います。

また、ガソリン代や保険料は全て利用料金に含まれているので、レンタカーのように基本料金以外でお金がかかるということはありません。

6時間、12時間といったパック料金であってもガソリン代や保険料はかからないので、それらの費用を差し引くとレンタカーよりも割安になることは多いです。

 

夜間の料金が非常に安い

カーシェアリングは、利用者の少なくなる夜の時間帯は料金も安く設定されていることが多いです。

例えば、タイムズカーシェアリングの場合、

  • アーリーナイトパック(18:00~24:00):2,060円
  • レイトナイトパック(24:00~翌9:00):2,060円
  • ダブルナイトパック(18:00~翌9:00):2,580円

となっています。

距離料金が必要になりますが、それでも夜間帯の料金はかなり安いです。

夜にちょこっと出かけたり、仮眠を取るという場合にもカーシェアリングは便利と言えます。

 

カーシェアリングのデメリット

プランによっては距離料金が発生する

カーシェアリングの場合、6時間以内の短時間利用の場合には距離料金がかからないことが殆どです。

しかし、12時間以上の長時間の利用の場合には「16円/km」といった形で距離料金が発生する場合があります。

例えば、タイムズカーシェアリングの場合、15分単位のショートと6時間パックは距離料金がかかりません。

一方、12時間パックや24時間パックの場合は「16円/km」の距離料金が発生します。

 

そのため、12時間以上の長時間利用や距離料金が発生するプランでの長距離移動は、レンタカーよりも割高となってしまうことが多いです。

100km程度であれば+1,600円ほどで済みますが、200km以上になると距離料金だけで+3,000円以上の出費となります。

ガソリン代や保険料がかからないといっても距離料金は結構高いので、

  • 12時間以上の長時間利用
  • 距離料金が発生するプランでの長距離移動

となる場合には、カーシェアリングよりもレンタカーを利用した方が良いです。

 

ステーションが少ない

普及が進んでいるといっても、地域によってはカーシェアリングのステーションに差があります。

特に、利用者の少ない地方はステーションの数も少ないため、利用したくても利用できないことも少なくありません。

地方の場合「主要駅の周辺以外にステーションがない」ということも珍しくないので、その点はカーシェアリングのデメリットと言えます。

都心部であればステーションの数も多いですが、地方ではレンタカーの店舗の方が多いという現状です。

 

乗り捨てができない

カーシェアリングの場合は原則として出発した場所と同じ場所に車を返却する必要があります。

レンタカーであれば、出発場所とは異なる場所に返却できる「乗り捨て」が可能ですが、カーシェアリングは乗り捨てができません。

そのため、どんなに遠くまで出かけても最終的には元の場所に返却しなくてはならないので、レンタカーよりも車の使い道が限られてしまいます。

カーシェアリングの殆どは「目的地へ着いたら車を乗り捨てる」といったことができないので、その点は注意が必要です。

 

車種を選べない・少ない

カーシェアリングはレンタカーと違って店舗(ステーション)の規模が小さいため、配備している車の数や種類も少ないです。

利用予定のステーションに必ずしも希望する車が置いてあるとは限らないため、車種にこだわる場合はカーシェアリングでは限界があります。

希望する車がカーシェアリングにあれば良いですが、ない場合には他のステーションを探すかレンタカーを利用する必要があります。

 

レンタカーのメリット・デメリット

レンタカーのメリット・デメリットは、カーシェアリングのそれを反対にした感じです。

メリットについては

  • 月額利用料が不要
  • 車種を選択することができる
  • 12時間以上の長時間利用に適している
  • 乗り捨てができる

といった感じです。

特に、車種指定と乗り捨てができるというのはレンタカーの大きなメリットであり、カーシェアリングよりも車の活用方法という面では融通が利きます。

例えば、少し大きめの車を選んで車中泊をしたり、目的地についたら車を乗り捨てるといったこともレンタカーなら可能です。

 

一方のデメリットは

  • 出発前の手続きが面倒
  • 短時間利用の場合、料金が割高
  • 24時間営業の店舗が少ない
  • 別途ガソリン代や保険料がかかる
  • ガソリンは満タンで返却

といった感じです。

特に、出発前の確認作業においては契約内容や車両状態の確認等で時間がかかり、対面というプロセスが必要になる関係上、妙にわずらわしさを感じます。

レンタカーを利用するたびに出発前の契約内容の説明があるので、利用したいときにすぐに出発することができません。

私自身、カーシェアリングとレンタカーの両方を使いましたが、出発までに時間がかかるというのはレンタカーの一番のデメリットだと感じました。

予め注意事項や利用方法が分かっていても、最後まで説明を聞く必要があるので非常にめんどくさいです。

また、ガソリン代や保険料が別途でかかるので、予算を立てる際にはそれら基本料金以外に発生する費用についても考慮する必要があります。

 

まとめ:車種選択や乗り捨てが不要ならカーシェアが便利

カーシェアリングとレンタカーでは、それぞれ料金形態や貸し出しの手続きが異なるので、どちらが良いかはその都度異なります。

カーシェアリングが適している場面は

  • 車種にこだわらず、とりあえず車が運転できれば良い場合
  • 出発場所と返却場所が同じでも構わない場合
  • 12時間以内の短時間利用、または夜間に車に乗る場合
  • 一か月に数回、車が必要となる場合

といった感じです。

一方のレンタカーが適しているのは

  • 車種にこだわりたい、または乗りたい車がある場合
  • 利用頻度が数ヶ月に一度でたまにしか車を利用しない場合
  • 乗り捨てを検討している場合

というような場合に適していると言えます。

どちらもメリット・デメリットがあるので、カーシェアリングとレンタカーの特徴を踏まえた上で、用途に合った方を選択しましょう!