確定申告の経費の内訳には「旅費交通費」という項目があり、ここでは出張やビジネス等で使用した新幹線の切符も計上することができます。

しかし、旅費交通費といってもあまりにも抽象的なので、どこからどこまでの切符が経費として落とせるのか判断に困ってしまいます。

 

特に、私のように旅行系ブログを作っていたり、自営業やブロガーといったフリーランスの場合は

・単なる遊び目的の移動なのか?
・それとも情報収集のための移動なのか?

その線引も曖昧で判断に困ることは多いかと思います。

今回は、そんな乗車券や特急券などの切符を経費で落とす際の注意点等について解説していきます。

切符を経費で落とす際の注意点

事業に関係ない切符は経費に入れられない

一見、旅費交通費には移動に使った切符全てを含めることができるように思えますが、例え領収書があっても、私的に利用した切符や交通費は含めることができません。

 

個人事業主であれば基本的に「事業に関わるもののみ」経費として含めることができます。

例えば、仕事の打ち合わせ等で出張に行ったり、情報収集のために使った交通費などは経費に入りますが、遊びに出かる際に使用した交通費や仕事目的以外で使用した交通費は経費に入りません。

 

私の場合で例えると、このサイトの記事更新に使用した切符や、それに関わった交通費が経費となります。

それ以外の観光目的で使用した切符等は、事業とは無関係なものなので経費に入れることはできません。

 

あくまでも前提は「事業に関わったもの」なので、まずはそこで経費に入れられるかどうかを判断しましょう。

 

グリーン車の切符は経費にできない可能性が高い

事業に関わったものであれば基本的に全てを経費にできますが、そうは言っても限度があります。

経費にできるものは「常識の範囲内」という制約があり、事業内容と釣り合わない不自然な支出があれば税務署に疑問を持たれる可能性があります。

 

特に、新幹線や特急列車のグリーン車の切符を経費で落とす場合は注意しましょう。

グリーン車と言えば普通席よりも快適でゆったりとしていますが、その分普通車指定席よりも運賃は高額です。

 

そのため、税務署側からすると「グリーン車に乗らなくてはいけない理由」がない限り、高額なグリーン車の切符は非合理的なものであると指摘される可能性があります。

 

例えば、グリーン車の利用者が社長や重役といった立場の人であったり、自由席・指定席が満席でやむを得ずグリーン車を利用した、といった場合は問題ありません。

また、私の場合で例えてみると「【E4系グリーン車乗車記】廃止前に乗っておきたい新幹線!」のような記事作成・更新に関わったグリーン券のみ経費に含めることができるでしょう。

 

しかし、全ての移動にグリーン車やグランクラスを使っていたり、特にグリーン車に乗る必要性がない場合は、税務署に非合理的と判断される可能性が高いです。

 

あくまでも常識の範囲内かつ合理的と判断できる費用のみを計上するようにしましょう。

 

経費に入れるには領収書が必要

新幹線や特急列車に乗る際に使用した切符を経費に含めるためには、原則としてその切符を購入したことを証明する「領収書」が必要です。

 

特に、新幹線や特急列車の切符となるとその費用も高額になるため、領収書を発行しておかないと万が一税務調査が入った時にその切符を本当に使用したのかどうか疑われる可能性があります。

そのため、新幹線や特急列車といった長距離の移動で多額の出費を伴う場合は必ず領収書を発行しましょう。

 

関連:【領収証の発行方法まとめ】万が一忘れた時はどうすればよい?

 

ちなみに、都区内や市内の移動といった短距離の移動であれば大した額ではないので、そちらは領収書がなくても問題ないケースが多いです。

日頃のちょっとした交通費全ての領収書を発行するのは大変なので、「出金伝票」を作成し、少額の交通費を一括に記載すると良いでしょう。

 

まとめ:事業に関係のある切符なら経費に入れられる

このように新幹線や特急列車の切符を旅費交通費に含める場合、

  • その切符・交通費は事業に関わったものである
  • 経費に含める費用は常識の範囲内である
  • 高額な交通費は基本的に領収書が必要

といったことが条件となります。

 

あくまでも事業に関わった切符かつ常識の範囲内である必要があるため、経費を計上する際はその点をよく踏まえた上で判断していきましょう。

以上、参考になれば幸いです。

 

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