道東の釧路と網走を結ぶ釧網(せんもう)本線には、臨時列車として「くしろ湿原ノロッコ号」が運転されています。

これは釧路駅から釧路湿原を通り、塘路(とうろ)駅まで結ぶ観光列車であり、開放感のある車両からは広大な湿原の景色を楽しめる列車です!

今回は、そんなくしろ湿原ノロッコ号の乗車方法と実際に乗ってみた乗車記について紹介していきます。

くしろ湿原ノロッコ号の乗車方法

運転日と停車駅について

ノロッコ号は主に6月~9月にかけて運行される臨時列車ですが、1日1往復運転の日と、1日2往復運転の日があります。

2018年6月末の時点で、1日2往復運転する日は

  • 6月8日(金)〜9月3日(月)
  • 9月7日(金)〜9月24日(月・祝)

となっており、9月下旬まではほぼ毎日2往復運転します。

9月4日~6日は運転していないので注意しましょう。

 

1往復運転の日は、

  • 9月25日(火)〜10月8日(月・祝)

です。

それ以降は運転日程が分かり次第、随時更新していきます。

 

停車駅と出発時刻

ノロッコ号の停車駅は

  • 釧路(くしろ)
  • 東釧路(ひがしくしろ)
  • 釧路湿原(くしろしつげん)
  • 細岡(ほそおか)
  • 塘路(とうろ)

の5駅です。

列車の運行ダイヤ
釧路⇒塘路ノロッコ2号ノロッコ4号※
釧路発11:0613:35
東釧路発11:1213:40
釧路湿原発11:3013:58
細岡発11:3614:03
塘路着11:5414:17

 

塘路⇒釧路ノロッコ1号ノロッコ3号※
塘路発12:1714:48
細岡発12:3315:04
釧路湿原発12:3915:10
東釧路発12:5915:30
釧路着13:0515:36

※ノロッコ3号と4号は2往復運転日のみ

 

指定席と自由席について

くしろ湿原ノロッコ号には指定席と自由席があります。

自由席は機関車側の1号車、2号車~4号車は指定席となっています。

 

自由席車両は通常の車両ですが、指定席は窓の大きい展望座席となっています。

せっかくノロッコ号に乗るのであれば、ダイナミックな車窓を楽しめる指定席に乗りたいところです。

 

指定席を利用する場合は、乗車券の他に座席指定券が必要になります。

指定席料金は乗車区間にかかわらず均一520円(子供半額)です。

 

なお、乗車券は乗車する区間に応じて料金が異なり、

  • 釧路~塘路:540円
  • 釧路~細岡:450円
  • 釧路~釧路湿原:360円

となっています。

ちなみに、くしろ湿原ノロッコ号は快速列車なので、北海道フリーパスや青春18きっぷなどフリー切符類を乗車券代わりに使うことも可能です。

私の場合は、バニラエアひがし北海道フリーパスを利用しました。

 

実際に乗ってみた

今回乗車したノロッコ号は13時35分発のノロッコ号4号/塘路(とうろ)行きです。終点の塘路まで乗り通します。

 

列車は1号車が自由席、それ以外は全て指定席となっています。

先頭の機関車はDE10形、後方の客車部分は国鉄時代の50系客車を改造したものようです。

 

自由席はいたって普通の車内です。

塘路行きの場合は進行方向左側、釧路行きの場合は進行方向右側が湿原側の座席となります。

 

指定席は3人掛けのテーブル席が湿原側となるので、指定券を予約する際は座席位置に注意しましょう。

座席番号の割り振りが他の列車と違うので、座席指定の際は駅窓口で「湿原側の座席に座りたい」とお願いした方が確実です。

 

反対の2人掛けのベンチ席は山側となりますが、ベンチ席でも背もたれを動かせるので座る向きは変えられます。

こちら側は湿原に近づくと景色は遮られてしまいますが、要所要所で遠方の山々を眺めることができます。

 

どちらにしても指定席は開放感のある車内なので、広大な車窓を大いに楽しめますよ!

 

2号車にはビュッフェがあり、限定グッツやオリジナルスイーツなどが販売されています。

今回はミルクプリンを購入しました。ミルクの味がしっかりと伝わってくる美味しいプリンです。

ランチボックスの方は残念ながら売り切れていました。

 

同じく2号車にはスタンプ台もあり、車内改札の時にもらえる乗車証明書の裏にスタンプを押しましょう。

ちなみに、もらえる台紙は行きと帰りでデザインが若干違います。

 

列車は先頭の機関車に引っ張られ、ゆっくりと加速していきます。

東釧路を出るとJR花咲線と分岐していき、列車は北へと向かいます。

 

走行中はアテンダントによる沿線案内があるので移動時間も退屈することはありません。

 

昔ながらの機関車といった感じで、列車は力強く線路を進んでいきます。

東釧路を出てしばらくすると岩保木水門が見えてみます。

なお、沿線の見どころでは減速して通過するので記念写真も取りやすいです。

 

釧路湿原駅に到着すると多くの観光客が乗り降りしました。

釧路湿原駅では釧路湿原を一望できる細岡展望台へ行けます。駅からは徒歩で15分ほどです。

 

展望台までは坂道や階段が多いので足元には注意したいですね。

 

 

ちなみに、今回は旅行日程の都合上、先に釧路⇔塘路を往復した後、釧路から駅レンタカーを借りてこの展望台へ行きました。

列車のみで往復する場合は、帰りの列車に乗り遅れないように注意したいです。

 

引き続き車窓を眺めていると途中で川下りをしている人に出会いました。

乗車客が手を振ると笑顔で手を振り返してくれます。何とも言えない暖かさを感じますね。

 

釧路駅を出発してから約40分ほどで終点の塘路駅に着きました。

乗車時間はわずかでしたが列車に乗りながら釧路湿原の景色をゆったりと楽しめるのはやっぱり良いですね!

 

駅前の小さな展望台からはノロッコ号と湿原を一緒に撮影できます!

 

帰りの列車まで時間があったので、駅前のお店でイモダンゴを購入しました。

 

ほんのり甘い芋とタレにコショウの香りが程よくマッチしており、とても美味しかったです。

 

駅前を散策した後、折り返し列車の出発時刻となったのでホームに戻りました。帰りは自由席に乗ります。

指定席は団体のお客さんで混雑していますが自由席は空いていました。

なお、機関車の向きはそのままで、反対方向へ戻っていきます。

 

帰りもノロッコ号なので乗車証明書をもらいました。行きのそれとは色が違いますね。

 

午後になると天気が少し良くなり、広大な湿原の景色を大いに満喫することができました!

個人的には大満足の汽車旅でしたね。天気の良い日なら最高の景色を楽しめるかと思います!

 

まとめ:湿原側の座席は3列テーブル側

このようにくしろ湿原ノロッコ号は臨時列車なので、シーズンによって運転日・運転本数が違います。

列車には指定席と自由席があり、指定席を利用する場合は予め520円の座席指定券を購入しておきましょう。

 

湿原側の座席を希望する場合は、駅窓口にて「湿原側の座席に座りたい」と伝えれば座席を予約してくれます。

釧路湿原の車窓をゆっくりと楽しめる観光列車なので、釧路へ行く際はぜひともノロッコ号にも乗ってみてはいかがでしょうか?

以上、参考になれば幸いです。