品川~名古屋間を2027年を目途に開業工事が進められている「リニア中央新幹線」

リニアモーターカーは従来の鉄道技術を発展させた新たな乗り物ですが、既にリニアの開業は現実味を帯びてきました。

 

私自身、リニアの技術にも興味がありますが、一般の方が気になっていることは、やはり開業する駅や料金、所要時間の変化のことでしょう。

今回は、そんなリニア開業予定の駅と、開業後の所要時間や運賃など、現時点で調べた内容について紹介していきます。

リニア開業予定の駅一覧

品川駅

最初に東京都にできるリニアの駅は、品川駅です。

現在の東京駅は、地上地下を含め新駅の用地確保が困難であるため、品川駅の地下にリニアの駅が作られます。

 

品川駅だと東北新幹線との乗り換えが不便ですが、現状ではまず品川駅からとなっています。

なお、品川駅は地下深くに建設されるため、乗り換えに関しては新幹線より不便かもしれません。

 

神奈川県駅/橋本駅

神奈川県で停車する駅は、JR横浜線・相模線、京王相模原の停車駅である「橋本駅」が予定されています。

リニアが開業した場合、周辺の在来各線の利用者も増えることでしょう。

 

また、もしかしたら横浜線が現在の8両編成から10両編成になるかもしれません。

 

山梨県駅

山梨県にできるリニアの駅は、完全新規の駅が建つことが予定されています。

場所としては現在の甲府駅から南に約10kmほど離れた場所に、新駅の建設が予定されています。

 

近くに乗り継ぎ路線が一切ない単独の新駅ですが、需要の問題や東京~名古屋を最短で結ぶ目的がある以上、ある程度仕方がないのかもしれません。

 

長野県駅/飯田

長野県に停車する駅は、現在のJR東海・飯田線の主要駅である「飯田駅」から北西に300mほどの場所に駅が作られます。

 

現状の飯田駅は、首都圏、中京圏のどちらからアクセスしても片道3時間以上かかる場所にあるため、リニアが開業した場合、この間の所要時間は大幅に短縮されることになります。

リニア開業後は、在来線(飯田線)の運転ダイヤも大幅に変更されるかと思います。

 

岐阜県駅

岐阜県のリニア駅は、JR中央本線美乃坂本駅のすぐ近くに建設予定となっています。

中津川駅や恵那駅と比較的近く、乗り換えの利便性も比較的良さそうですね。

 

なお、現在の美乃坂本駅は中央本線の普通列車と快速列車が停車する駅です。

リニア開業後は、もしかしたら特急イドビューしなのが停車、またはリニアと接続した運転ダイヤが組まれるかもしれませんね。

 

名古屋駅

名古屋は品川駅と同様に、地下深くにリニアの駅が建設されます。

 

名古屋~大阪までの駅

リニアは大阪まで区間延長されることが計画されていますが、現時点では駅の場所までは決まっていません。

ただ、これまでの建設計画を見ると、なるべくカーブが少ない最短ルートで組まれる可能性が高いです。

 

一応、JR東海では、名古屋以西は亀山・奈良方面の南ルートを検討しているようですが、まだ結論は出ていません。

名古屋~大阪に関しては、品川~名古屋が開業間近または開業後に具体的な計画が決まるかと思われます。

 

リニア所要時間について

リニアの所要時間についてはJR東海や各自治体から目安が公表されています。

現時点で分かっているのは、

  • 東京~大阪:約1時間を目安(※現在最短2時間半)
  • 品川~名古屋:最短40分(※約1時間半)
  • 品川~飯田:約45分(※約4時間以上)
  • 品川~山梨県:約25分(※約2時間)

の区間です。※は現在の所要時間

どの区間で見ても所要時間は1時間以内であり、現在の半分以下に短縮されます。

 

個人的には、品川~飯田が近くなる点はかなり気になりますね。

以前から飯田には行ってみたいと思っていましたが、関東からは片道4時間以上と遠く、時間的に厳しい場所でした。

リニアが開業したら関東~飯田が片道1時間以内なので、日帰り旅行も余裕でできますね。笑

 

リニアの料金(運賃)はどうなるのか

JR東海はまだ正式にリニアの運賃に関しての発表をしていませんが、JR東海の葛西会長は「現在の新幹線(品川~名古屋)より700円高い料金でやれる」という見通しを示しています。

 

なお、現時点で分かっているリニアの料金については以下の通りです。

  • 品川~名古屋:11,790円
  • 品川~飯田:7,500円

新幹線よりも若干高くはなりますが、時短効果を踏まえれば妥当といったところでしょう。

 

ただ、これはまだ現時点での指標なので、今後、リニア建設に何らかの問題が発生した場合には、予測より値上げとなる可能性があるかもしれません。

JR東海側も正式な料金に関しては開業が近づいてから決定するとしています。

 

なお、リニアの切符に関しては、全席指定席が前提であると施策されてます。

 

リニア開業後の東海道新幹線について

リニアが開業した場合、現在の東海道新幹線が担っている「速達性」に関しては、リニアに移行することになります。

最も影響が大きいのは、現在の最速達列車「のぞみ」の利用者がリニアに移行することでしょう。

 

リニア開業後の東海道新幹線に関しては、「のぞみ」中心のダイヤから、「ひかり・こだま」中心のダイヤに変更されることがJR東海より発表されています。

簡単に言えば、速さを求めるなら「リニア」、停車駅と本数の多さでは「新幹線」といった形で分けられる訳です。

 

2018年時点での東海道新幹線「ひかり」「こだま」の運行本数は、全体の3割~4割程度です。

現在、一部の駅では1時間に2~3本しか停車していませんが、リニア開業後にはこれらの駅に停車する新幹線の本数が増加します。

 

この点もまだ未確定な部分が多いですが、東海道新幹線の役割は多少なりとも変わっていくかと思いますね。

 

まとめ

このようにリニアについては、まだまだこれからの部分も多いですが、品川~名古屋間の駅や所要時間の目安などは現実味を帯びてきています。

2027年はまだ先といっても、既に開業まで10年を切っているので、近い将来、より具体的な内容が公表されることでしょう。

 

当記事も新しい情報が入り次第、追記していきたいと思います。

参考:JR東海/リニア中央新幹線