青春18きっぷと組み合わせることで唯一新幹線を利用できる「青春18きっぷ北海道新幹線オプション券」

北海道新幹線の開業により、在来線での移動ができなくなった青函トンネルですが、このオプション券を利用すれば北海道新幹線に乗って北海道と本州を移動できます。

 

ただ、このオプション券、お世辞にも使い勝手は良いとは言えず、代替手段も検討した方が効率よく移動できる場合もあります。

今回は、そんな「青春18きっぷ北海道新幹線オプション券」の使い方や、代替手段等について解説していきます。

青春18きっぷオプション券の利用条件と値段

青春18きっぷ北海道新幹線オプション券の利用条件は以下の通りです。

  1. 有効な青春18きっぷとの
    同時利用が条件
  2. オプション券は利用人数分必要
    例:二人で使っているなら二枚
  3. 一枚大人2,490円
    ※大人子供同額
  4. 北海道新幹線
    奥津軽いまべつ~木古内間の
    普通車の立席(空いている席)を
    利用できる
  5. 道南いさりび鉄道線
    木古内~五稜郭間を片道一回のみ
    利用できる
    ※途中下車不可
  6. 新幹線といさりび鉄道線の移動は
    同日に限る

オプション券は有人改札にて、使用中の青春18きっぷと一緒に提示することで利用できます。

オプション券単体だけでは利用できないので注意が必要です。

 

また、オプション券の有効区間外まで移動した場合や、いさりび鉄道線内の木古内駅と五稜郭駅以外で途中下車した場合には、その乗車区間分の運賃及び料金が必要になります。

間違えると余計な出費となってしまうため、実際に利用する際はオプション券についてくる利用案内にて内容と注意事項を確認しましょう。

 

オプション券が使いづらい理由

奥津軽いまべつ駅へのアクセス性

このオプション券が使いづらい一番の理由は、本州側の新幹線の駅が「新青森」ではなく「奥津軽いまべつ」を利用しなくてはいけないという点です。

そもそも奥津軽いまべつに停車する新幹線の数が1日7往復と少ないために、利用できる列車は限られます。

 

また、新幹線の奥津軽いまべつ駅と、JR在来線の乗換駅は津軽線の津軽二股駅です。

しかし、青森~津軽二股を行き来するための列車本数も少なく、特に途中の蟹田~津軽二股は1日5往復しか列車がありません。

 

ただでさえ、奥津軽いまべつの本数が少ないのに、その最寄り駅の津軽二股駅に来る列車の本数も少ないために、乗り継ぎに長時間待たされます。

特に、奥津軽いまべつ駅は市街地から離れた山奥に位置するため、周辺に時間を潰せそうな場所が少ないのも辛いところです。

 

新幹線といさびり鉄道への乗り継ぎ

奥津軽いまべつ側の接続はかなり悪いですが、北海道側の乗り継ぎに関しても良いとは言えません。

木古内~函館間は1日9往復と、いさびり鉄道の本数は比較的多いのですが、新幹線との接続が悪く、1時間以上待ち時間が発生する場合があります。

ただ、木古内駅の周辺は市街地なので、奥津軽いまべつ駅ほど退屈することはないのが救いです。

 

青森から函館の乗り継ぎルート

青森⇒函館
津軽線
青森駅出発
いさりび
鉄道
函館駅到着
時間
6:1512:166時間1分
11:0116:225時間21分
13:0920:006時間41分
15:3121:425時間44分

※2019年11月現在のダイヤ。ただし、臨時列車や運転計画の変更等でダイヤが変更される場合もあります。

青森から函館の場合、どの時間帯のルートを選択しても片道5時間以上かかってしまいます。

 

正直なところ片道5時間もかけるのなら、津軽海峡フェリーを利用して青森~函館を移動した方が時間的にも肉体的にも圧倒的に楽です。

青春18きっぷでの移動にこだわりのある方でなければ、フェリーでの移動をオススメします。

 

函館から青森

函館⇒青森
函館出発青森到着所要時間
7:0414:016時間54分
13:2917:133時間44分

函館から青森へ行く場合、13時29分に出発するいさりび鉄道に乗ることで、片道3時間44分と最短で移動することができます。

木古内での待ち時間は約30分、奥津軽いまべつでの待ち時間は約15分と待ち時間もかなり少ないです。

 

ただ、上記時間以外はまともに乗り継げる列車がないので、最短ルートを利用できない場合は、下記の代替手段の利用を検討した方が良いでしょう。

 

オススメの代替手段

新幹線のトクだ値乗車券

北海道新幹線を通常料金(通常期)で利用した場合、

  • 新青森~新函館北斗:7,190円
  • 奥津軽いまべつ~新函館北斗:5,270円

となり、かなり大きな出費となってしまいます。

 

しかし、えきねっとの「お先にトクだ値」を購入すれば、

  • 新青森~新函館北斗:4,620円
  • 奥津軽いまべつ~新函館北斗:3,470円

と、格安で新幹線を利用することができます。※通常期

お先にトクだ値は13日前までの申し込みが必要ですが、北海道新幹線を安くに利用できるお得なきっぷです。

新幹線なら接続の悪い区間を一気にワープできるので、青森~函館を少しでも早くに移動したい場合は新幹線の割引切符を利用しましょう。

<関連記事>

津軽海峡フェリーを利用する

青森~函館での有力な代替手段としては、津軽海峡フェリーがあります。

津軽海峡フェリーは1日8往復運航しており、所要時間は約3時間40分です。

 

比較的時間のかかるフェリーですが、オプション券を利用しての移動に比べれば遥かに楽です。

また、最も安い等級(A期間のスタンダード)で片道2,460円で利用できるため、追加料金の面で見てもオプション券とほぼ同じです。

青森・函館共にフェリーターミナルまでのアクセス性も良いので、できる限り安く、なおかつ快適に移動したい場合に海峡フェリーはオススメです。

<関連記事>

 

八戸・苫小牧のシルバーフェリーを利用する

北海道の札幌と青森を行き来したい場合、苫小牧~八戸のシルバーフェリーを使う方法もあります。

運賃は最も安い2等で5,100円です。

追加料金としてはやや高めですが、夜行便を利用すれば宿泊費を浮かせられるのが特徴です。

 

関連:八戸~苫小牧シルバーフェリー

 

また、青森~八戸にかけては青い森鉄道の区間ですが、特例で18きっぷでの移動が可能です。

ただし、八戸から盛岡方面への移動は、別料金が必要なIGRいわて銀河鉄道、または三陸鉄道北リアス線を通ることになるので注意しましょう。

<関連記事>

まとめ:オプション券で移動できる時間は限られる

このように北海道新幹線オプション券は、本州側・北海道側共に新幹線と在来線の接続が悪いので、現実的にオプション券での移動は困難です。

もしオプション券で移動するのなら、乗り継ぎ時間の確認以外に、待ち時間の暇つぶしについても考えておいた方が良いでしょう。

効率よく本州と北海道を移動するのであれば、新青森~新函館北斗を新幹線で移動するか、津軽海峡フェリーでの移動を検討することをオススメします。

以上、参考になれば幸いです。

<関連記事>