現在の航空会社は大きく分けると、

・ANAやJALといったFSC(フルサービスキャリア)
・ジェットスターやバニラエアといった格安航空のLCC(ローコストキャリア)
・FSCとLCCの中間に位置する:MCC(ミドルコストキャリア)

の3つに分けられます。

FSCとLCCの最も大きな違いは運賃ですが、細かく見て行くとサービス面でも多くの違いがあります。

今回は、そんなフルサービスキャリアやローコストキャリア等の違いについて解説していきます。

FSCとLCCの違い

運賃の違い

FSCとLCCの一番の違いは、基本運賃の違いです。

ANAやJALといったFSCの通常運賃は概ね2万円以上、早割などを利用しても1万円前後であることが殆どです。

 

一方のLCCの運賃は、割引運賃で5,000円~1万円前後であることが一般的であり、FSCに比べると格安航空券が豊富です。

ただし、LCCの場合には、利用する時期によって運賃が大きく変動するので、毎回同じ運賃で利用することは困難と言えます。

 

また、座席指定や受託手荷物、フライト変更といったオプションを利用するには追加料金が必要です。

そのため、搭乗する飛行機の日時や選択したオプションによっては、FSCと同程度の金額になることもあります。

 

持ち込み手荷物と受託手荷物

FSCの場合、持ち込み手荷物・受託手荷物共に、一定のサイズ・重量以下の荷物であれば無料で持ち込み・預け入れが可能です。

LCCの場合は、機内持ち込み荷物に関しては5キロ~10キロまで無料、受託手荷物は有料であることが殆どです。

 

選択したオプションによっては受託手荷物が無料になることもありますが、基本的にLCCの受託手荷物は有料です。

また、搭乗当日、基準値以上の荷物であることが発覚した場合、数千円の受託手荷物手数料が発生するので注意が必要です。

 

便変更の自由度

FSCの場合、通常運賃で購入した航空券であれば便変更は可能ですが、早割などの割引が適用される航空券の場合は基本的に便変更はできません。

一方のLCCの場合は選択したオプション次第であり、便変更が可能なオプションを選択した場合には便変更が可能です。

 

便変更に関しては、どちらも購入したチケットの内容次第といった感じになります。

基本的に、割引運賃・格安航空券の場合は便変更はできないので注意が必要です。

 

座席指定・機内サービス

FSCの場合は、団体利用などを除いて無料で座席指定が可能です。

一方、LCCの場合はオプションに座席指定が含まれるケースを除いて、座席指定は基本有料です。

 

機内サービスに関しても、FSCはソフトドリンクや音楽・映画等のエンターテインメントが無料で利用できるのに対して、LCCはどれも有料となっています。

また、座席のシートピッチもFSCの方が若干広いので、着席時の快適性ではFSCの方が優れています。

 

遅延や欠航のリスク

飛行機の遅延や欠航のリスクもFSCとLCCでは異なります。

FSCの場合は何らかの問題で飛行機が運用できなくなっても、予備の飛行機があるので遅延することは少ないです。

 

しかし、LCCの場合には、コスト削減のために1機あたりの飛行回数を多くしており、予備機も持っていません。

過密な運行スケジュールで運用している以上、どっからで遅延が発生した場合は、その後のフライトまで影響が出る可能性があります。

特に、午後の便は遅延が発生しやすい傾向にあるので注意しましょう。

 

また、乗り継ぎを行う予定がある場合、LCCだと遅延によって乗り継ぎが間に合わない可能性があります。

LCCでは乗り遅れた場合、他便への振替はないことが殆どなので、基本的に乗り継ぎを行う予定であれば、最初からFSCを利用することをオススメします。

 

マイレージサービス

FSCではマイレージを溜めることができますが、LCCでは航空会社によって対応しているマイレージサービスが異なります。

オプションで提携航空会社のマイレージを溜められる場合があるので、利用する航空会社とマイレージの仕組みを確認してみると良いですね。

 

就航路線数

FSCは就航路線数も多く、国内線であれば全国各地の空港に飛行機が飛んでいます。

特に、地方空港へのアクセスはFSCのみというケースが殆どです。

 

LCCも近年では路線数も増えてきましたが、主に成田空港や関西国際空港、新千歳空港など大規模な空港を中心としています。

また、LCCの東京発着の飛行機は、発着空港が首都圏から離れた成田空港なので、空港へのアクセス性もFSCに劣ります。

 

どちらにも当てはまらないMCC系の航空会社

多くの航空会社は、上記のFSCかLCCに区分することができますが、一部どちらにも属さない中間の航空会社(ミドルコストキャリア)もあります。

MCCの代表的な航空会社は、スカイマークやソラシドエア、エアドゥといった航空会社です。

 

MCCの場合、通常運賃はLCCよりも少し高めですが、機内持ち込みや受託手荷物といったサービス面ではLCCより充実しています。

また、MCCの就航路線は東京発着の便も便利な羽田空港発着であるため、LCCよりも利便性は高いのが特徴です。

FSCとLCCを足して割ったような運賃・サービスレベルなので、フライト検索の際はMCCも検討してみると良いでしょう。

 

結局どれを利用したら良いか?

このようにFSCとLCCでは運賃やサービス面で大きく異なるため、利用スタイルによって使い分けることが大事です。

・ビジネスや家族旅行など大事な予定がある
・時間通りに移動したい
・乗り継ぎがある
・マイレージを溜めたい
・少しでも快適に移動したい

といった場合にはANAやJALといった大手航空会社の飛行機がオススメと言えます。

 

逆に、

・できる限り安く飛行機を利用したい
・機内サービスは最低限で良い
・必要なサービスのみ自分で手配したい
・時間に余裕がある

といった場合には、格安航空のLCCを利用するのがオススメですね。

ただ、LCCは不要なオプションを付けてしまうと運賃が割高になってしまうので、自分に必要なサービスのみを選んで購入しましょう。

 

まとめ

FSCとLCCの特徴をまとめると

FSCLCC
通常運賃高い基本的に安い
割引早期予約による早割搭乗便の日時で大きく異なる
受託手荷物基本無料基本有料
便変更通常運賃なら可オプションにより可
座席指定無料基本有料
遅延・欠航あまりない比較的ある
機内サービス無料有料
マイレージサービスあり基本的に無し
ターミナルの利便性便利一部不便な空港あり
就航路線数ほぼ全国をカバーFSCに比べて少ない

といった感じです。

FSCとLCCでは運賃以外にも多くの違いがあるので、利用スタイルに応じて上手く使い分けていきましょう!

以上、参考になれば幸いです。

 

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