飛行機は出張や旅行など大事な時に利用することも多く、できることなら遅延や欠航といったトラブルは避けたいところです。
しかし、どんなに対策しても当日の天候までは予測できないので、万が一欠航してしまった時の対応は頭に入れておきたいです。
飛行機が欠航した場合の対応は航空券の内容によっても異なり、主に
- 通常の航空券(個人手配)
- ツアータイプの航空券
の2つで分けられます。
今回は、飛行機が欠航・欠便した時の対処法について書いていきます。
飛行機が欠便した時の対処法
通常の航空券
通常の航空券の場合は、基本的に「払い戻し」または「他の飛行機への振替(予約変更)」のどちらかを選択します。
払い戻し・変更には「空港カウンター」またはインターネットの「予約センター」にて行います。
各航空会社によっても具体的な手続き方法は違いますが、大抵は空港カウンターかインターネット上のどちらかで手続きが可能なことが多いです。
ただし、欠便が発生すると空港カウンターは混雑するので、急いでいるならインターネット上で手続きを行った方が良いでしょう。
また、一般的にどの航空券であっても欠便時の払い戻し・変更手続きに手数料はかかりません。
手続き期間も出発予定日より10日以内までの航空会社が殆どなので、当日急いでいて払い戻しができなかった場合でも後日手続きができます。
LCC利用の場合は要注意
LCCの飛行機の場合、振替できる飛行機は自社便のみに限られるケースが殆どです。
LCCは予備の飛行機を所持しておらず、1機の飛行機を最大限に運用しているため、振替ができても長時間待たされたり、翌日以降になる可能性が高いです。
振替の利便性はあまり良くないので、急いでいる時には最初から払い戻しを行い、他の航空券を買い直すことをオススメします。
ツアータイプの航空券の場合
ツアーを利用している場合は、旅行を申し込んだ旅行会社に連絡を取りましょう。
ツアーの場合、旅行開始前や旅行中、旅行後など様々なケースが考えられますが、どのタイミングでもまずは旅行会社に確認を取るようにしたいです。
旅行開始前に欠航した場合
旅行開始前(往路便に乗る前)の場合は、基本的にツアーは中止となり、支払ったツアー代金は全額返金になります。
また、予め台風や大雪といった悪天候が予想される場合は、早い段階で中止になる可能性もあります。
どちらにしてもツアーに申し込む際は、
- ツアーが中止になる条件
- 緊急時の連絡先
- キャンセル料とその手続き
といったことは必ず確認しておきたいです。
旅行に行けないのは悲しいですが、この場合はキャンセル料もかからないので、再度旅行の計画を立てましょう。
旅行中及び帰りの飛行機が欠航した場合
各旅行会社や申し込んだツアーごとに対応が異なりますが、多くの場合は他の飛行機に振り替えを行います。
当日の飛行機に空きがある場合はその飛行機に振替ができますが、当日の飛行機が満席の場合は次の日の飛行機を待つ必要があります。
翌日の飛行機を待つ場合、延泊のホテルは旅行会社が手配してくれるので、早めに旅行会社と連絡を取るようにしましょう。
ただし、万が一次の日の便に乗ることになった場合、宿泊費と空港からホテルまでの交通費は原則として自己負担なので注意が必要です。
ちなみに、飛行機ではなく他の交通機関を使って移動した場合は、未使用の航空券の代金を返金できることもあるので、この場合でも旅行会社に確認を取りましょう。
まとめ:払い戻しか振替の手続きが必要
このように飛行機が欠便してしまった場合の対処法は、航空券の払い戻し、または他便への振替を行います。
どちらが良いかはその時の状況次第ですが、新幹線や高速バスといった代替の移動手段を利用できる場合には払い戻しが良いでしょう。
一方、飛行機でないと移動できない距離の場合や、他の移動手段も完全に止まっている場合には、後続の飛行機を待つ方が望ましいと言えます。
ツアー旅行の場合には、まず申し込みを行った航空会社に連絡を取るようにしましょう。
以上、参考になれば幸いです。