「切符を購入したけど、目的の切符とは違う切符を買ってしまった!」「乗車区間が間違っていた!」
ときに目的の切符とは別の切符を間違えてかってしまうこともあるでしょう。
鉄道旅行が好きな私も、たまに間違えて切符を購入してしまう時があります。
今回は、そんな切符を買い間違えてしまった時の対処法について解説していきます。
目次
切符を買い間違えた時の対処法
払い戻しは原則使用前の切符のみ可能
使用開始前(改札を通る前)に切符の買い間違いに気が付いた場合には、切符の払い戻し・変更が可能です。
お得な切符など一部の特殊な切符を除けば、基本的に使用開始前なら大抵の切符は払い戻しができます。
しかし、使用開始後に切符の買い間違いに気が付いた場合には、基本的に払い戻しはできません。
例え、目的地よりも高い運賃の切符を買った場合でも、使用開始後は途中停車(乗車放棄)として扱われるので注意しましょう。
ただし、特急券に関しては例外的に、到着時刻より2時間以上遅れた場合にのみ使用後でも払い戻しが可能です。
誤購入の払い戻しに関しては、
- 切符の購入直後に気が付いた場合
- 切符の購入後、翌日以降に気が付いた場合
- 切符の有効期限が過ぎた場合
の各状況によって対応が異なります。
切符の購入直後
切符を買った直後であれば、購入した駅の窓口にて「切符を買い間違いてしまったので払い戻したい」と伝えれば、手数料なしで払い戻しが可能です。
また、自動券売機で購入した場合でも、自動券売機のメニュー欄にある「買い間違い・払い戻し」を選択し、間違えて買った切符を入れれば払い戻しができます。
新幹線の切符を購入できる指定席券売機も同様に払い戻しができます。
ただし、これら自動券売機での払い戻しは、購入後ある程度時間が経過した切符や、別の券売機で購入した切符は払い戻しができません。
券売機で払い戻しができない場合には、駅のみどりの窓口で手続きを行いましょう。
購入後しばらく経過した場合
購入後、翌日以降に切符の誤購入に気が付いた場合は、払い戻し手数料が発生します。
手数料は切符の種類によって異なり、普通乗車券や回数券、自由席特急券などは、均一で220円の手数料がかかります。
また、指定券の場合は、
- 立席特急券:出発時刻まで220円
- 指定席特急券・指定券:列車出発の2日前まで300円、前日から発車時刻まで料金の30%(最低300円)
となっており、指定券は出発前日になると手数料が高くなります。
払い戻しを行う場合は早めに手続きを行いましょう。
日をまたいだ場合の払い戻しは駅窓口(みどりの窓口)にて行います。券売機では払い戻しはできません。
なお、クレジットカード決済で購入した場合は、購入時に使用したカードが必要になるので忘れずに持参しましょう。
ちなみに、乗車変更であれば1回に限り手数料無料で行えるので、別の列車に乗る場合は乗車変更をする手もあります。
切符の有効期限が過ぎた場合
購入した切符の有効期限が既に過ぎてしまった切符は、原則として払い戻しできません。
例えば、当日限り有効と書かれている切符は、当日中に払い戻し・変更手続きを行う必要があります。
有効期限が過ぎると払い戻しや変更もできないので、間違えに気が付いた場合には早めに手続きを行いましょう。
まとめ:誤購入に気が付いたら早めに窓口へ!
このように切符を間違えて購入してしまった場合には、購入した券売機で払い戻すか、駅の窓口にて払い戻しが可能です。
基本的に、購入後すぐに申し出れば手数料なしで払い戻しができるので、誤購入に気が付いたらすぐに手続きを行いましょう。
以上、参考になれば幸いです。
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普通乗車券を払い戻しする場合は、乗車区間の変更をしていない場合に限り最低料金の区間の乗車券(220円以下のみ)に乗車区間変更した方がお得です。乗車区間変更は1回は無料なので。