こんにちは。ハヤマです。
私は日常でノートパソコンを使用する機会が多く、当サイトの更新もこのノートパソコンで行っています。
しかし最近、そのノートパソコンの冷却ファンがやけにうるさく、恒常的に熱がこもるようになりました。
ホコリが冷却ファンに溜まると熱を十分に排出できず、パソコンの動作に支障をきたしてしまうため、この度分解して清掃することにしました。
今回は、そんなノートパソコンの冷却ファンの掃除方法について書いていこうと思います。
冷却ファンの清掃方法
あると便利なもの
冷却ファンを掃除するにあたって、最低限用意しておきたいものは
- ドライバー
- 掃除機
- 綿棒
の3つですね。
ドライバーの大きさに関しては分解するパソコンによって異なりますが、基本的に小型のプラスドライバーが1本あれば事足りることが多いです。
私は自宅にあった簡易電動ドライバーを使いましたが、正直、ネジ山をつぶさない程度のドライバーであれば何でも良いです。
ノートなので小さいドライバーが1本あった方が役立つことが多いでしょう。
なお、稀に特殊な形のドライバーが必要な時もあるので、予めパソコンについているネジの形は確認しておきたいです。
掃除機と綿棒はパソコンを分解した後、内部に付着しているホコリやゴミを取り除くときに使います。
掃除機はハンドタイプの小さな掃除機でも大丈夫です。
逆に、吸引力が強すぎると外したネジや小さいパーツを吸い込む危険があるので扱いには注意したいです。
実際に分解してみた
今回、分解するパソコンは東芝の「ダイナブックPAZ85UG」というパソコンです。
使用開始から約1年半は経過しているため、内部にはそれなりにホコリが溜まっているかと思われます。
各パソコンの分解方法については検索エンジンで「〇〇〇(自分の所持しているパソコンの型番)分解方法」といった形で検索すると、大体は具体的な分解方法が出てきます。
ただ、私が使っているパソコンに関してはその情報がなかったので、とりあえず自力で分解することにしました。
ちなみに、パソコンを分解するのは初めての初心者です。笑
最初の手順としては、ノートパソコンをシャットダウンした後、ACアダプタやUSBケーブル等を全て取り外し、裏返します。
※分解する際はスリープモードではなく、必ずシャットダウンで電源を落としてから作業を行いましょう。
次に、バッテリーパックを外していきます。
これはネジを2つ取るだけで簡単に外せました。
次に外装を順番に外していきます。中央部分のネジを外すと、メモリを入れるスロットが見えます。
このパソコンの場合はスロットが2つあり、初期の8GBのメモリが入っている状態です。
メモリを増設するだけなら、全体のカバーを外さなくても作業ができます。
次に、外装のネジを全て外します。ネジは小さく数も多いため、そのまま床に置いておくと無くす可能性があります。
外したネジは分かりやすい場所にまとめておきましょう。
また、パソコンによっては部品ごとにネジの大きさが違うこともあるので、1つ1つ確認してから外しましょう。
外装のネジを全て外したので、実際にカバーを開けていきます。
一部ツメでひっかけている箇所があるので、折らないように慎重に外していきます。
細い隙間に指を入れるのは大変なので、隙間に差し込めるマイナスドライバーがあると楽に外せるかと思います。
カバーを外しました。中を見るのは初めてです。
思っていたほどホコリは少なかったのですが、やはり冷却ファンのホコリが目立ちます。
そして次に、冷却ファンを外していきます。
なお、掃除した後に正しくパーツを戻せるよう、部品を外す前に全体の写真を取っておくことをオススメします。
これが以外に大変であり、ネジだけでなく、基盤と繋がっている箇所も外さなくてはいけません。
基盤を傷つけないよう慎重に取り外していきます。結構きつく刺さっているので取るのが大変です。
なんとか上手く外すことができました。
ノートパソコンは小さいスぺースに部品が密集しているので、取り外しにはひやひやします。汗
そこからさらにフタを外して、ようやく冷却ファンが掃除できます。
まずはハンディタイプの掃除機でまとまったホコリを吸い取ります。
通常の掃除機を使用する場合は一番弱い力で吸い取った方が良いでしょう。
反対側のパーツには、まとまったホコリが付着していました。
恐らく、異音の原因はこの部分に付着したホコリによるものでしょう。
細かい隙間は綿棒で軽く拭き取っていきます。
無理に力を入れるとパーツの破損に繋がるので、無理にホコリを取るようなことは避けた方が良いでしょう。
大体のホコリを取り除いたので、再度基盤に取り付けていきます。
やはりこの取外し・取付の作業が一番大変です。基盤を傷つけないように慎重に取り付けます。
なんとか元の状態に戻すことができました。
各パーツが元の位置に戻っていることを確認した後、外しておいたカバーを取り付けます。
そして、電源を入れてみると冷却ファンの異音は聞こえなくなっていました!
動作に関しても掃除前より調子が良くなった感じです。
大量のホコリが溜まっている場合、掃除だけで劇的な改善が見られる可能性もあるので、ノートパソコンの動作が気になる時は冷却ファンの掃除をオススメしますね!
まとめ:冷却ファンはこまめな清掃を!
冷却ファンにホコリが溜まると、熱が内部にこもることでパソコンの動作が重くなったり、最悪、強制的に電源が落ちてしまうこともあります。
特に、ノートパソコンの場合は構造上、熱がこもりやすいものなので、冷却ファンは非常に重要なパーツと言えます。
分解するのはやや面倒ですが、ホコリを取るだけで動作が改善することもあるので、パソコンが重いと感じた時には一度冷却ファンを掃除してみてはいかがでしょうか?
以上、参考になれば幸いです。
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