毎年、学生さんが長期休暇の時期に発売されるJRのお得な切符「青春18きっぷ」

青春18きっぷは、全国のJR線普通・快速列車が1日乗り放題になる切符であり、使い方によっては1日でとんでもなく遠い場所へ行くことも不可能ではありません。

今回は、そんな青春18きっぷを使用して東京駅から東北方面へ出発した場合に

・1日分で行ける限界点
・1日分だけでは行けない場所

の2つについて紹介していきます!

※乗り換えルートは2019年3月16日ダイヤ改定以降の土休日の時刻を参考にしています。
また、当日の運行状況次第では到達できない可能性もあります。

【東北ルート】青春18きっぷ1日分で行ける場所

東京⇒青森

東京を始発で出発後、東北方面へ北上した場合に1日で到達できる場所の限界点は、青森県の青森駅です。

行き方としては、東京⇒仙台⇒羽前千歳⇒新庄⇒秋田の東北本線・奥羽本線ルートと、東京⇒新潟⇒酒田⇒秋田の羽越本線ルートの2パターンがあります。

どちらを利用しても東京⇒青森の所要時間は片道17時間半で到着時刻も同じですが、東北本線経由の方が現実的なルートと言えます。(後述)

 

青春18きっぷでの移動で立ちふさがる難所は、盛岡周辺の各路線です。

盛岡~八戸間は青春18きっぷが使えないIGRいわて銀河鉄道、太平洋側の宮古~久慈も私鉄の三陸鉄道なので、盛岡より北へ行くにはどうしても秋田方面へ迂回する必要があります。

 

しかし、盛岡から秋田方面へ向かう田沢湖線は、県境をまたぐ列車が1日4往復しかないため、こちらも時間が合わないと長時間待たされてしまいます。

上記2つの難所がある以上、盛岡まで行くのは比較的容易ですが、そこから先へ行くことが困難です。

そのような理由から、東京から1日で青森へ行く場合、盛岡を経由せず、新庄・横手・大曲の奥羽本線経由で行く必要があります。

 

東北・奥羽本線ルート

東北本線ルートの場合、東京駅を午前4時44分に出発後、宇都宮、郡山と宇都宮線・東北本線を乗り継いで北上していきます。

また、IGRいわて銀河鉄道が利用できない都合上、途中の仙台から仙山線で内陸部へ移動し、奥羽本線を利用して秋田へ向かうことになります。

※東北本線の北上駅から北上線経由で移動しても同時刻に青森へ到着できます。

 

このルートだと乗り換え時間は比較的余裕があり、お手洗いやコンビニでの買い物など休憩を挟むのも容易です。

また、新庄と秋田では1時間ほどの待ち時間があるので、ゆっくり食事をするなら、このどちらかで取るのがオススメです。

 

ちなみに、逆区間の青森⇒東京の場合でも同様のルート1日で移動することが可能です。

 

羽越本線ルート

東北本線ルートと同じく、東京駅を午前4時44分に出発し、上野にて高崎線に乗り換えます。

到着時刻も同じですが、こちらは東北本線のルートに比べて乗車時間が長くなるため、途中駅での待ち時間が少ないです。

また、日本海側を走る羽越本線は、強風により列車遅延や運休が発生しやすい(特に冬季)路線なので、実際に羽越本線で移動するのはあまり現実的ではありません。

 

青春18きっぷ1日分だけでは行けない場所

函館・北海道

青森からさらに北、北海道へ渡るためには「青春18きっぷオプション券」が必要になります。

しかし、このオプション券は使い勝手が非常に悪く、青森~函館の移動だけで半日以上かかってしまうため、あまり現実的な移動方法とは言い難いです。

オプション券と青森~函館の移動については「青春18きっぷオプション券の使い方」を参考に。

 

八戸線・大湊線

盛岡~八戸間は青春18きっぷでは移動できない区間なので、八戸や久慈、大湊へ行く場合には、どうしても秋田・青森経由で迂回する必要があります。

しかし、青春18きっぷ1日分で移動できる区間は東京始発だと青森が限界なので、18きっぷだけではこれらの駅に1日で到達することができません。

 

東京から1日で八戸や久慈、大湊へ行くためには、盛岡~八戸のIGRいわて銀河鉄道を利用する必要があります。

盛岡~八戸間のIGR運賃は3,040円ですが、この区間の乗車券を別途購入することで、1日で八戸・大湊へ到達することが可能です。

ちなみに、大湊線の下北駅は本州最北端の駅なので、興味のある方はぜひとも足を運んでみてはいかがでしょうか?

関連:【本州最北端の駅】下北駅へのアクセス方法はこう!

 

 五能線(大間越~深浦~藤崎)

東京から五能線へ乗りに行く場合、20時17分の岩館行きの列車が最終であり、ここから先の大間越~深浦~藤崎間は1日で到達することができません。

また、青森県側から見ても、川辺駅から先の五所川原方面へ行く列車がありません。

 

津軽線

津軽線は青森~蟹田~三厩を結ぶローカル線で、終点の三厩駅は津軽半島最北端の駅となっています。

青森~蟹田に関しては、盛岡~八戸間をIGRいわて銀河鉄道を利用した場合、東京から1日で到達することが可能です。

しかし、青春18きっぷだけ利用する場合は2日かかり、蟹田~三厩に関しては列車本数が少ない関係上、東京から1日で到達するためには、新幹線を利用しなくてはなりません。

関連:【北海道が見える?】三厩駅&龍飛崎へ行ってみた!

 

花輪線(鹿角花輪~好摩間)

花輪線は盛岡~大館を結ぶローカル線ですが、盛岡~好摩間がIGRいわて銀河鉄道なので、乗り通すためには盛岡~好摩分の運賃650円が別途で必要になります。

IGRいわて銀河鉄道を利用しないで大館方向から迂回した場合、1日で鹿角花輪(東京⇒秋田⇒大館経由)まで移動できます。

東京から1日で好摩~鹿角花輪間の各駅へ行くのであれば、IGRの運賃650円を支払いましょう。

 

まとめ:日本縦貫も可能だが苦難も多い

このように青春18きっぷ1回分を極限まで使い倒せば、1日で青森まで到達することも不可能ではありません。

ただ、これを実際に実行しようとすると、体力的にも精神的にも非常に負担が大きく、青春18きっぷを十分に熟知/経験した人でないと達成は極めて困難です。※途中座席に座れるとも限らないので。

個人的に例え遠くても、東京~盛岡までに留めておくのが無難だと思います。笑

仮にも限界に挑むというのであれば、入念な計画と準備は必須なので、心して挑戦するようにしましょう!

以上、参考になれば幸いです。

 

【最新版】青春18きっぷの利用期間と使い方を分かりやすく解説!

【青春18きっぷのメリット・デメリット】代替のフリーパスも検討すべき

【青春18きっぷ旅行の注意点】万が一のための現金を持って行くべき理由