長距離移動に欠かせない新幹線ですが、土休日には満席になることも多く、希望する列車の指定券を買えないことはよくあります。

特に、「はやぶさ」「こまち」などの全席指定席の新幹線は自由席がないために、満席時には乗車できません。

そんな時、「立ち乗りでも良いから、その新幹線に乗りたい」と思う人もいることでしょう。

 

実は全車指定席の新幹線でも「立席特急券」を購入することで、満席のはずの新幹線に乗車することが可能です。

今回は、そんな新幹線の「立席特急券」について解説していきます。

立席特急券の発売条件

立席特急券は、全席指定席の新幹線が満席になった場合に限り発売される特急券です。

全席指定席の新幹線は以下4つの新幹線です。

  • 東北新幹線
    →はやぶさ/はやて:東京~新函館北斗
  • 秋田新幹線
    →こまち:東京~秋田
  • 北陸新幹線
    →かがやき:東京~金沢

これら全車指定席の新幹線が満席になった場合に立席特急券が発売されます。

 

発売されるのは該当列車が満席になった時点からであり、指定席に空席が残っている状態では発売されません。

また、立席特急券にも数に限りがあるため、GWやお盆といった繁忙期には立席特急券も売り切れることがあります。

 

立席特急券は他の指定券と同じく、その列車のみ利用できる特急券です。

他の新幹線に乗った場合や、指定列車に乗り遅れた場合には車掌に申し出るか、駅窓口にて乗車変更を行います。

 

立席特急券の料金

立席特急券の料金は、各列車の指定席料金から520円差し引いた料金で発売されます。

なお、「はやぶさ」「こまち」は速達料金が加算されているため、加算後の合計料金から520円引きとなります。

 

「はやぶさ」「こまち」の場合は同じ区間の自由席特急券より若干高く、他の新幹線は通常期の自由席特急券とほぼ同じ値段です。

立ち乗りとは言っても、極端に料金が安いという訳ではないので注意してください。

 

立席特急券の利用方法とルール

立席特急券は自由席特急券とは異なり、「立ち乗りでの乗車」が原則で座席に座ることはできません。

一見すると、空いている席に座っても良いように見えますが、JRの規則上、立席特急券で座ることは認められていません。

 

しかし、満席の列車であっても直前になって空席が出た場合には、車掌に申し出た上で、一時的に座席に座れる場合があります。

仮に座れたとしても、後から指定券を持った人が来た場合には席を譲る必要があるので注意が必要です。

 

車内トラブルに繋がる恐れもあるので、座る場合には必ず車掌さんに確認を取ってから座るようにしてください。

 

立席特急券と自由席特急券ではどちらが良いか

立席特急券のメリットは「立ち乗りでも一番早い新幹線を利用できる」という点です。

そもそも立席特急券が発売される「はやぶさ」「こまち」「はやて」「かがやき」は、どれも途中停車駅の少ない速達タイプの新幹線です。

 

「立ち乗りでも良いから、とにかく早く目的地に着きたい」という方は、立席特急券を利用すると良いです。

また、年末年始やお盆などの繁忙期には自由席に座れない確率が高いので、座れないことが分かっている場合も立席特急券の方が良いかと思います。

 

一方、自由席特急券のメリットは「空席が出た時に座れる」「料金が立席特急券より少しだけ安い」という点です。

 

時間に余裕がある時や、始発駅で後続の自由席を利用できるのなら、自由席特急券を利用した方が良いかと思います。

料金に関しても、立席特急券とほぼ大差がないので、特に急いでいないのなら自由席特急券で良いでしょう。

 

まとめ:満席時にのみ発売される特殊な特急券

このように立席特急券は、全車指定席の「はやぶさ」「はやて」「こまち」「かがやき」が満席になった時にのみ発売される特急券です。

料金は本来の指定席料金より520円安いですが、自由席特急券と異なり、座席に座ることはできません。

 

「立ち乗りでも良いから、どうしてもその新幹線に乗る必要がある」という場合には、立席特急券をの利用を検討してみると良いでしょう。

ただし、立席特急券も発売枚数に限りがあるので、乗ると決めたらすぐに立席特急券を購入することをオススメします。

 

※新幹線を少しでも安く利用するのなら、新幹線とホテル宿泊がセットになった「新幹線セットプラン」がお得です!

往復利用であれば、新幹線の切符と宿泊施設を個々に予約するより安く利用できるので、宿泊込みで往復利用なら一度検討してみてはいかがでしょうか?

<関連記事>