「最近、鉄道旅行がつまらない」あるいは「つまらなくなった」と感じている方はいませんか?

実は、鉄道旅行が好きな私も「電車がつまらない」「乗ってても面白くない」と感じる時はあります。

今回は、なぜ鉄道旅行がつまらなくなってしまったのか?その原因について考えていきたいと思います。

鉄道旅行がつまらなくなった原因

どこも似通った車両ばかり

恐らく、電車がつまらないと感じている方の多くは、「同じような電車(車両)ばかりでつまらない」という理由があるかと思います。

「どこへ行っても同じような車両でうんざり・・・」と思っている方も多いのではないでしょうか?

 

かつては、路線ごとに走っている車両がバラバラで、その路線を象徴する「個性のある車両」も多く走っていました。

しかし、今ではコスト削減のために車両の画一化が進み、同じ車両が複数の路線で使われることが増えています。

とりわけ首都圏の電車はこの傾向が強く、いわゆる「同じ顏の電車ばかり」となっているのが現状です。

関東における「同じ顏」の代表例は、このタイプの電車ですね。車体塗装もラインカラーのみであり、どこか味気ない感じです。

また、最近は列車の直通運転も多くなり、都心から離れた近郊外でも同じ車両を見かけるようになりました。

便利にはなったのは良いですが、せっかく旅行で遠くまで来たのに、いつも通勤通学で使っている見慣れた電車を見かけると何だかガッカリしてしまいます。

 

これら車両の画一化と合理化は、輸送力の強化やコスト削減において欠かせないことなので、鉄道会社からしたら当然の処置と言えます。

しかし、「鉄道を楽しむ」という視点からしたら、「車両の画一化=面白みに欠ける」という弊害があるのも確かです。

 

クロスシート車両の減少

鉄道旅行を楽しむ上で「クロスシート」はなくてはならない存在です。

クロスシートとロングシートの違いとは?」で書いたように、クロスシートは座席方向の関係から車窓を楽しみやすく、長時間の乗車でも快適に過ごせる座席配置です。

 

一方のロングシートは座り心地が悪く、車窓も向かいの座席に座っている人を挟むため、こちらは長時間乗車には向いていない座席です。

とりわけ近年は、こちらのロングシートの車両が増え、クロスシートの車両は少なくなってきました。

特に、都心の電車は軒並みロングシート車両なので、鉄道旅行をする上では不向きな車両ばかりです。

それ故に、鉄道旅行の面白さが薄れてしまったとも言えます。

 

廃駅・廃線の増加

 

近年は、人口減少の影響により鉄道を利用する人の数そのものが減ってきています。

特に、地方のローカル線はこの傾向が強く、都心部へ人が流出した結果「利用者の減少=廃駅・廃線」となるケースは多いです。

2016年には、北海道の留萌本線の留萌~増毛間が廃線。また、秘境駅であった北海道・石北本線の上白滝駅が廃駅になったのも記憶に新しいです。

鉄道ファンにとって秘境駅やローカル線は大きな楽しみの一つでしたが、それら楽しみが少しずつ減ってきてしまっていることも原因の1つと言えます。

 

夜行列車の激減

鉄道旅行において人気の高かった夜行列車も今では殆ど残っていません。

利用者の減少や並行路線の新幹線開業に伴い、夜行列車は軒並み廃止となってしまいました。

今、現在利用できる夜行列車は、サンライズ出雲・瀬戸と、「四季島」や「ななつ星」といった超豪華クルーズトレインのみです。

「寝台列車で旅に出る」という楽しみ方ができなくなったことも、鉄道がつまらなくなってしまった原因の1つと言えるでしょう。

 

まとめ:つまらなくなったのは合理化のため

鉄道旅行がつまらない原因としては

  • 車両がどれも同じで陳腐化している
  • 旅行に向いているクロスシート車両が少ない
  • 廃線・廃駅の増加
  • 激減した夜行列車

の4つが大きな理由と言えるでしょう。

鉄道を「単なる移動手段」と捉えれば、車両の画一化や不要路線の廃線などは当然の対応です。

それら合理化の結果、鉄道旅行がつまらなくなってしまうのは仕方がないと言えます。

 

しかし、全ての鉄道がつまらなくなってしまった訳ではありません。

特に、地方のローカル線は少しでも利用者を増やそうと、観光列車やイベント列車といった取り組みが盛んに行われています。

首都圏の電車はつまらないですが、地方のローカル線にはまだまだ魅力はたくさんあるので、地方路線をメインに鉄道旅行をしてみてはいかがでしょうか?