eスポーツの普及に伴い、日本でもようやく「PCゲーム」や「ゲーミングパソコン」が注目されるようになりました。

しかし、依然としてPCゲームの敷居は高く、家庭用ゲーム機に比べるとまだまだ認知度は低いです。

 

ゲーム文化が根付いているにもかかわらず、なぜPCゲーム・ゲーミングパソコンが流行らないのでしょうか?

今回は、「日本でPCゲームが流行らない」その理由について書いていこうと思います。

日本でPCゲームが流行らない理由

家庭用ゲーム機の普及

PCゲームが流行らない一番の理由としては、やはり「PS4」や「任天堂スイッチ」といった家庭用ゲーム機の普及にあります。

日本人にとってゲームと言われれば、多くの人はこれら「家庭用ゲーム機」や「携帯ゲーム機」を思い浮かべることでしょう。

 

日本の家庭用ゲーム機の歴史は長く、ファミコンや任天堂64、プレイステーションなど、数年ごとに新しい家庭用ゲーム機が登場してきました。

メディアでもゲームやゲーム機の宣伝も盛んに行われ、新しいゲーム機が発売されるとなると世間の注目を集めるほど大きな影響力があります。

 

一方、PCゲームに関しては、家庭用ゲーム機のようにメディアで取り上げられることが殆どなく、今までは一部のコアな人向けという存在でした。

世間で注目されるのは「パソコン本体の進化」だけであり、「PCゲーム」が殆ど注目されることがなかったことも、今のPCゲームの認知度に影響していると言えます。

 

かくいうゲーム好きの私も、数年前までは「ゲーム=家庭用ゲーム機」というイメージを持っていたので、PCゲームについては全く知りませんでした。

 

ゲーミングパソコンの価格が高い

ゲーミングパソコンは一昔前に比べると随分と安くなりましたが、それでもまともなゲーミングパソコンを買うには最低でも10万円は必要になります。

 

10万円以下の安いゲーミングパソコンもありますが、格安のゲーミングパソコンだとスペック不足で最新のゲームを遊ぶことができません。

最新のPCゲームを快適にプレイするのであれば、15万前後のゲーミングパソコンが目安とされています。

 

一方、家庭用ゲーム機であれば、どんなに高くても本体価格が5万円を超えることは殆どなく、ゲームソフトもゲーム機に対応したものを買えばすぐに遊ぶことができます。

それに比べるとゲーミングPCの価格はとても高く、さらに各ゲームごとに推奨スペックを満たす必要があるので、ゲーミングPCの敷居は非常に高いのが現状です。

 

一応、PCゲームはゲームソフトが安いという魅力があり、長期的に見ると家庭用ゲーム機より割安になる可能性がありますが、それでも本体価格が高いのは大きな欠点と言えます。

特に、普段からパソコンに慣れていない人にとっては、目的のPCを購入するだけでも大きなハードルと言えます。

 

PCゲームのジャンルが日本人向けでない

PCゲームで遊べるゲームはFPSやTPSといった洋ゲーが中心であり、日本人が好む「RPG」や「アクション」といったジャンルのゲームは少数です。

特に、国産のPCゲームは長らく「アダルトゲーム(いわゆるエロゲー)」が主流であったために、そもそもメディア等でPCゲームが話題になることは殆どありませんでした。

 

また、「eスポーツはなぜ日本で流行らないのか?」でも触れた通り、どちらかというとPCゲームのジャンルは「対戦型」のゲームが多いです。

日本人の性格上、「対戦」よりも「協調」を重んじる傾向にあるので、単純にゲームジャンルが日本人に合わなかったことも関係していると言えます。

 

ただ、近年ではSteam(スチーム)の普及により、PCゲームのジャンルも拡大しつつあるので、今後は日本人向けのゲームも増えることでしょう。

実際に、これまでは家庭用ゲーム機でのみリリースされていたゲームソフトが、steamで購入できるようになるケースは増えてきています。

 

スマホゲームの普及

家庭用ゲームやPCゲーム市場を揺るがしている存在として、スマートフォンゲーム(携帯ゲーム)の普及もあります。

スマホゲームはいつでもどこでも気軽に遊べるという利便性から、ここ数年で急速に成長したゲーム市場です。

 

手元にあればいつでも遊べて、なおかつ無料で遊べるゲームも多いため、わざわざ家庭用ゲーム機やPCゲームを買う必要を感じないと思う人もいるでしょう。

特に、今の若い人は「パソコンよりもスマホが中心」という世代なので、PCゲームは注目されずらい存在と言えます。

 

また、日本人はスマホゲームの課金額が世界でトップクラスに高いことでも知られています。

隙間時間にできるスマホゲームが流行ってしまったことも、PCゲームの普及が遅れてしまった理由の1つと言えるでしょう。

 

まとめ:日本のPCゲームは出遅れている

このように日本のゲーム市場は昔から家庭用ゲーム機が普及していたこともあり、「ゲームと言えばゲーム機で遊ぶもの」という認知が根付いています。

また、ゲーミングパソコンの価格が家庭用ゲーム機より遥かに高く、日本人の好むゲームがPCゲームに少ないということもあり、日本のPCゲームは遅れていると言わざるを得ません。

 

近年になって、ようやくPCゲームやゲーミングパソコンも注目されるようになりましたが、その普及にはまだまだ時間がかかると思いますね。

 

【steamのゲームはなぜ安い?】安すぎるセールの理由を考える

【パッケージ版とDL版の判断基準】ゲームを買うならどちらが良い?

大人になるとゲームをやらなくなるのはなぜか?その理由を考える