京急を代表する車両、2100形電車(別名:2つドア)。

全席クロスシートで構成されていながら、特別料金が不要であるため、鉄道ファンでなくてもその快適さに魅了される人は多いかと思います。

一見すると、2100形が来るかどうかは運のように見えますが、実は2100形の運行パターンはほぼ決まっています。

そのため、2100形の車両特性や運用目的さえ理解していれば、わざわざ紙の時刻表を見ることなく、誰でも簡単に乗ることができます!

今回は、そんな快適な京急の2100形に乗るためのコツを、私自身の体験談も踏まえて分かりやすく解説していきます!

京急の2100形に乗る方法

基本は日中の快特を狙う

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京急の2100形は、原則として午前11時から午後15時にかけての日中の快特に用いられます。

一方、平日の朝夕のラッシュ時には大幅なダイヤ乱れといった特別な事情がない限り、2100形に乗ることはできません。(後述のウイング号は除く)

これは「2つドア・全席クロスシート」という車両の特性を考えれば何となく想像できるかと思います。

クロスシートとロングシートの違い」にもある通り、クロスシート車両は車内空間が狭いために乗り降りに時間がかかり、収容力が低いという欠点を持っています。

そのため、ラッシュ時に2100形を運転させてしまうと、3ドア・ロングシートの通勤型車両に比べて一度に運べる乗客数が少なく、ドア数も少ないので乗り降りに時間がかかってしまいます。

 

鉄道会社にとって、ラッシュ時は効率よく乗客を運ぶことを重要視しているので、ラッシュ時の電車の遅延は致命的です。

そのような鉄道会社の視点から見ると、2100形をラッシュ時に使うことは運搬効率の面で非効率なのでラッシュ時には間違いなく2100形に乗れません。

逆に、日中であればラッシュ時に比べて乗客数も少ないため、効率性よりも快適性に優れる2100形電車を運用することでサービス向上やイメージアップを図ることができます。

そのような鉄道会社の運行視点を踏まえて考えると、2100形に乗りたいのであれば朝夕のラッシュ時ではなく日中の快特を狙いましょう。

また、土日祝日のダイヤであれば朝夕問わず、多くの快特で運用されているので、確実に乗りたいのであれば土日祝日を狙うと良いです。

 

上りの場合は品川方面・泉岳寺行きの快特を狙う

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もう1つ重要なこととして、京急の2100形は都営線に乗り入れることができません。

どういうことかと言うと、上り電車の場合、都営線直通の快特高砂行き、青砥行き、印旛日本医大(いんばにほんいだい)行きといった都営線への直通電車に2100形は100%用いられることはないということです。

これには安全上の理由があり、都営線に乗り入れるためには車両に非常用貫通扉と3つドアを設けることが必須となっています。

つまりは、2つドア・クロスシートだと万が一の時に避難に時間がかかり、とりわけ地下鉄の場合には素早く退避する必要性もあるため、それに対応していない2100形は都営線での運用には向いていないということです。

2100形の場合には泉岳寺駅までしか入れないため、必然的に品川方面の泉岳寺行きの快特であれば2100形に乗れる可能性が高くなります。

 

下りであれば泉岳寺始発を狙う

下りで2100形を狙うのであれば、泉岳寺駅始発の快特を狙うと良いです。

上記の都営線に入れないということから、2100形は泉岳寺駅で折り返しとなります。泉岳寺始発の2100形はおおよそ20分に1本の間隔です。

そのため、泉岳寺駅で直接快特2つドアの列車を狙うか、自分が乗車する駅で泉岳寺始発の列車が何分に到着するのか所要時間を計算すれば2100形に乗ることができます。

泉岳寺始発の列車を把握するには、こちらの泉岳寺駅の時刻表に書かれている2Dの快特列車の時間を参考にしましょう。

また、泉岳寺駅であれば始発なので必ず座れます。

もし品川方面から横浜・金沢文庫・久里浜・三崎口方面に向かうのであれば泉岳寺始発の列車を狙うと良いですね。

特に、土日祝日は泉岳寺始発の列車が多いので狙い目と言えます。

 

特別料金を支払ってウイング号に乗る

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例外的に朝夕のラッシュ時でも2100形に乗れる方法としてウイング号があります。

ウイング号は、JRで例えると湘南ライナーやホームライナーと言った着席保証のある通勤ライナーといった感じです。

運賃とは別にWing Ticket(300円)を購入することで、必ず2100形電車に乗ることができ座席も保障されています。

 

ただし、ウイング号は、品川から上大岡までノンストップでの運行となります。

通常の快特が止まる京急蒲田・京急川崎・横浜には止まりません。

特に、これら通過する駅を乗車・乗り換えに利用している人にとってはウイング号を利用することは難しいでしょう。

しかし、「100%確実に乗りたい!なおかつ座りたい!」というのであればウイング号を利用するものアリです。

ウィング号及びモーニングウィング号の乗車方法については

京急のウィング号に乗る方法」に詳細をまとめたので合わせて参考にして頂ければと思います。

 

まとめ:日中の快特と泉岳寺駅がキーポイント!

このように2100形電車は2つドア・全席クロスシートという車両特性上、ラッシュ時にたくさんの乗客を運ぶのが苦手な車両です。

そのため、平日の昼間と土日休日の快特であれば乗車できる可能性が高くなります。

また、都営線に乗り入れできず泉岳寺駅で折り返しということも2100形を見分ける上で非常に重要なポイントです!

この3つのポイントを踏まえれば高確率で2100形に乗ることができるので、もし2100形に乗りたいと思ったらこの3つのポイントを意識しましょう!

最後に、2100形を待つときは2つドア快特乗車目標のところで待ちましょう。

間違えて3つドア(白の丸印)のところで待つとドアが来ないので、座席に座りたいのであれば電車を待つ場所にも要注意です!

2100形の運行パターンは意外と単純なので、ぜひともこの3つのポイントを抑えて2100形に乗りましょう!