〇〇離れの言葉の中でも、何かと話題にされることの多い「若者の車離れ」

私はまだまだ若い世代の人間ですが、一人旅が好きということもあり、自由に行動できる車にはある程度興味があります。

価値観の多様化により車への興味が薄れたことは車離れの原因の1つですが、私のように若い人でも車に興味を持っている人は少なくありません。

 

しかし、現実的に車を所持するために必要なお金・維持費はとても高く興味はあっても経済的な理由で車を持てないという人が大多数です。

今回は、「なぜ車離れが進んだのか?」そんな車離れの理由や車の維持費について考えていきます。

車離れの原因

圧倒的にお金が足りない

車離れの最も大きな理由としては、若者世代の収入(可処分所得)が昔に比べて大きく減少したことにあると言えます。

特に、近年では非正規層の増加や、終身雇用制の廃止などにより、かつてのバブル期や団塊世代の若者に比べれば若い世代の収入は激減しています。

 

いわゆる「お金の若者離れ」という現象ですが、お金がなければ高価格な「車」を買う人が減るのは極当たり前です。

これについては「車離れ」以外に「旅行離れ」や「高級ブランド離れ」「ゴルフ離れ」などにも同じことが言えることでしょう。

 

維持費・税金が高すぎる

車離れのもう一つの大きな原因は、車にかかる維持費や税金が高すぎるということです。

 

実は今の世の中、車を買うこと自体にはそれほどお金はかかりません。

中古車市場はとても充実しており、15万円もあれば車を買うのは難しくなく、中には10万円以下で購入できてしまう車もあります。

 

しかし、実際に車を購入した後に発生する維持費・税金については、場合によっては車本体の価格を遥かに上回ります。

この維持費・税金はいくつかの種類があり、

  1. 自動車取得税(50万円以上の車を購入した時に発生する税金)
  2. 自動車税(車を持つだけで毎年発生する税金)
  3. 重量税(車の重さに対して2年に1度発生する税金)
  4. 自賠責保険(事故の補償を受けるための保険料)
  5. 任意保険(自賠責保険では不十分なところを補う保険)
  6. 車検費用(車を点検する際に必要なお金)
  7. ガソリン代(これがないと走れない)
  8. 駐車場代(車を止める場所がないと車は買えない)

などがあります。

 

単に維持費と言っても、これだけの費用が別途で発生するので、例え車を購入できるお金があっても維持費が高すぎて買えないという事態に直面します。

任意保険についても「任意」となっていますが、自賠責保険の補償だけではとても不十分なので、結局、任意保険でも加入するのが当たり前になっています。

 

維持費は最低でもいくらかかるのか?

私自身一時期「一人旅で使う軽自動車が欲しいな」と思い、実際に必要になる費用を調べたことがあります。

その時に簡単に見積もった金額を、1年あたりの諸費用ごとに換算して並べてみます。

  • 車本体の価格:約15万
  • 自動車取得税:購入価格が50万円以下なので非課税
  • 自動車税(軽自動車):10,800円
  • 重量税:2,500円
  • 車検費用:約25,000円
  • 自賠責保険:約15,000円
  • 任意保険料:約7万
  • ガソリン代:約4万
  • 駐車場代:車庫があるので無し

※細かな数値は省いています。

簡単にざっと見積もってみただけでも、最終的に発生する維持費・税金は軽く15万を超えます。

 

私の場合は発生しませんでしたが、もし駐車場を用意する必要がある場合には、さらに年間5~6万ほどの出費となります。

車の本体価格が15万と仮定しても、維持費・税金等を含めれば最低でも30万円は必要になる計算です。

 

また、任意保険の保険料に関しては維持費の大分を占めるだけでなく、基本的に若い人ほど保険料も高くなります。

ただでさえ若い人にはお金がないのに保険料まで高かったら、「どうしても車が必要」という人を除けば車を買う人は減る一方でしょう。

 

現実的に車を持つためには、本体価格以外に維持費などの見えない部分にも多額の費用が発生するため、若い人が車を持たなくなるのは当然の結果と言えますね。

 

まとめ:収入が少ないのに維持費が馬鹿高いのが原因

若者が車離れしている原因は、単純に若い世代の収入が少ないことと、やたら高額な維持費と税金が原因にあると言えます。

車にかかる税金が高すぎるせいで「日本は国民を車に乗せる気がない」とまで言われる始末です。

正直、ある程度のお金に余裕があっても、自家用車に対する維持費が安くならない限りは自分の車を持とうという気にはなれません。

 

こんだけ維持費や税金がかかるのであれば、必要な時だけレンタカーやカーシェアリングを利用する方がよっぽど賢い手段だと思います。

特に、カーシェアリングであれば15分単位から借りられて、なおかつ料金も安いのでとても重宝しています!

参考:カーシェアリングとレンタカーは何が違う?実際に両方使ってみた

若者の車離れというより「若者の自家用車(マイカー)離れ」と呼んだ方が良いかもしれませんね。

 

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