身延線は甲府と静岡を結ぶローカル線であり、一部区間では富士山を眺めることができる路線です。

列車の本数が少なく途中下車をしての沿線観光は大変ですが、身延線沿線の景色は素晴らしく、ローカル線が好きな方にオススメの路線と言えます!

今回は、そんな身延線に実際に乗ってきたので、その乗車記と沿線観光について書いていこうと思います。

身延線乗車記

ワイドビューふじかわに乗る

最初に乗る列車は「特急ふじかわ4号 静岡行き」の列車です。

甲府駅までは「新型特急スーパーあずさ」に乗ってきました。ここから特急ふじかわに乗って下部温泉(しもべおんせん)に行きます。

 

身延線は甲府駅の4・5番線から出ています。

身延線はJR東海管轄のエリアとなるので、SuicaやPASMOは使えません。

 

ワイドビューふじかわに使われる車両は373系という電車です。

 

列車は3両編成で、指定席は1号車と2・3号車の一部、自由席は2号車と3号車です。

この日は指定席も自由席も3割前後の乗車率でした。日曜日なので混むかと思っていましたが意外にもガラガラ状態です。

写真を取り忘れてしまいましたがトイレと化粧室は3号車にあります。

 

この車両の車内にはデッキと座席通路を仕切る扉がありません。特急列車としては珍しく開放的な車内になっています。

 

また、特急ふじかわにはテーブル付きのボックスシート(セミコンパーメント)が車両両端に設けられています。

このボックスシートだけは自由席車両でも指定席として扱われるため、利用する際は指定席券が必要です。

 

仕切り板などはないので個室感は全くありませんが、グループで利用するならボックスシートもアリかと思います。

ただし、あくまでも座席として扱われるため、3人以下だと見知らぬ人と相席になる可能性が少なからずあるので注意しましょう。

 

車内はやや薄暗いですが、温かみのある配色となっています。

 

座席は一昔前の特急列車といった印象で、こじんまりとしています。

前後の幅は若干狭いですが窮屈という訳でもありません。

簡易のフットレストが付いており、リクライニングもできるので乗っていて辛いということはないでしょう。

 

座席のひじ掛け部分には小さいテーブルが収納されています。軽く食事をする程度なら問題ないでしょう。

ただ、パソコンで何か作業をするといったことは厳しいかと思います。また、車両にコンセントはありません。

 

車内の散策を終えたところで列車が動き出しました。

ワイドビューというだけあって窓も大きく、大いに車窓を楽しむことができます。

 

乗車してしばらくすると車内で切符の拝見がありました。

急いでいて切符を買っていない場合でも車内で特急券の購入は可能です。

 

列車はしばらく平地を走り抜けていきます。

 

広大な山々の景色を眺めることもできます。

秋の時期なら紅葉も楽しめるのではないでしょうか?

40分ほどで下部温泉に到着しました。

ちなみに、この駅で降りた人は私だけでした。

 

下部温泉を散策

下部温泉駅は無人駅となっており、待合室にも全く人の気配がありません。

 

下部温泉では2時間ほど時間があるので、周辺を散策しました。

 

駅のすぐ近くには、通ると音楽が流れる不思議な遊歩道がかかっています。

 

その遊歩道を渡ると、湯之奥金山博物館が見えてきます。ここでは砂金取り体験ができることで有名な博物館です。

私自身、砂金取りはしませんでしたが、館内を見学しました。

 

その後、下部温泉の温泉街まで歩いていきました。

駅から温泉街までは1kmほど離れており、徒歩で行くと20分ぐらいかかる感じです。

午前中だからか全く人の気配がなく周囲は閑散としていました。

 

散策の終わりに駅近くの下部温泉会館で温泉に入りました。

お風呂自体は小さめですが、浴室からは川の景色を楽しむことができます。

 

温泉で体を温めた後、ワイドビューふじかわで次の目的地である身延駅へと向かいます。

 

身延駅まではたったの1駅ですが、身延線は列車の本数が少ないので短区間でも特急を利用して行きます。

 

車窓はやはり素晴らしく、自然風景が好きな私にとってはただ外を眺めているだけでも楽しいです。

 

身延駅周辺を散策

下部温泉からわずか8分で身延駅に到着しました。

 

身延駅の駅周辺は綺麗に整備されています。

 

そして、駅向かい側には「富士川」が流れており、遊歩道からの眺めはとても良いです!

 

今回は行きませんでしたが「身延山」もはっきりと見ることができました。

 

周辺を散策しているとちょうどお昼になったので、駅前の食堂で昼食を取りました。

 

昼食後は次の列車に乗るために身延駅へと戻ります。

ちなみに、駅には立ち食いそばもあるので、ちょこっと小腹が空いた時にはここで食べるもの良いかもしれませんね。

 

普通列車から富士山を眺める

身延線最後の移動は普通列車です。身延駅から終点の富士駅まで乗ります。

列車は2両編成のワンマンカーです。

 

車内はクロスシートとなっていました。

3両編成の普通列車はロングシートだったのですが、2両編成の方はクロスシートみたいですね。

 

普通列車は富士川を沿ってゆっくりと進んでいきます。

 

また、身延~富士間は急カーブが非常に多く、列車の速度もかなり遅いです。身延から富士までは1時間20分ほどかかります。

ちょうど暖かい日差しが差し込んでおり、食後ということもあってかしばらく寝てしまいました。笑

 

そして、沼久保駅を過ぎた辺りで目が覚めると、ちょうど列車の右手に富士山が見えてきました!

この日は天気にも恵まれていたのではっきりと富士山が見えました。

 

富士山が見えてくると列車は山間から富士宮市の市街地へと降りていきます。身延線の旅もいよいよ終わりです。

また、途中の富士宮駅では多くの人が乗車し、ローカル線の雰囲気から一気に通勤電車の光景に代わりました。

 

身延駅出発から約1時間20分でようやく終点の富士駅に到着です。

身延線の旅はかれこれ5時間ほどかかりましたが、沿線観光を含めて大いに楽しむことができて満足です!

 

まとめ:時間はかかるが沿線風景は素晴らしい

身延線は列車の本数が少なく所要時間も長いため乗りつぶしは大変ですが、沿線の風景はとても素晴らしいです。

特に、天気が良い日には富士川と富士山の素晴らしい景色を楽しめるので、行くなら天気の良い日に行くことをオススメします!

首都圏からなら日帰りでも行くことができる距離なので、興味のある方はぜひとも身延線にも乗ってみてはいかがでしょうか。

私もまた機会があれば身延線に乗りたいです!