男鹿線で2017年の3月4日から運行を開始した蓄電池車両「ACCUM( EV-E 801系)」

ACCUM(アキュム)は蓄電池を利用することで、電化区間と非電化区間の両方に対応できる新型の電車です。

登場してから既に2か月ほど経ちましたが、先日秋田を訪れた際にたまたまACCUMに乗ることができました!

今回は、その男鹿線アキュムの乗車記について書いていこうかと思います。

男鹿線のACCUMに乗る

乗車日の朝、夜行バスのオリオンバスを利用して東京から秋田にやってきました。

本来は、秋田からレンタカーを借りて出かける予定でしたが、まだ2時間ほど時間に余裕があったこともあり男鹿線に乗ることにしました。

 

秋田駅のホームに行くと、ACCUMの乗車案内が掲載されていました。

半年ほど前に秋田に訪れた時にはこの案内はなかったので、新たな電車にちょっとワクワクしてしまいます。笑

私が実際に乗車したのも、この午前8時43分発のACCUMです。

アキュムの時刻表・ダイヤに関しては2017年5月現在1日2往復であり、

  • 秋田駅発:8時43分、13時39分
  • 男鹿駅発:10時24分、15時38分

となっています。

 

発車の15分ほど前に、列車が入ってきました。隣の701系の電車と違い塗装が派手なのでめちゃくちゃ目立ちます。笑

ACCUMは2両編成です。

しばらくは1編成しかないようですが、数年以内にキハ40を全て置き換えることになりそうな予感。

 

ヘッドマークには男鹿を象徴するナマハゲが付いていました。

側面にも、ナマハゲのステッカーが貼られています。

小さい子供はちょっと怖がってしまうかもしれませんね。笑

ドア数は3つであり、ドアは開閉のためのボタンも付いています。

東北は冬の寒さが厳しい地域なのでドアの開閉ボタンは欠かせない装置です。

 

車内は全てロングシートとなっています。

優先席や車椅子の場所も床がピンク色になっているので一目でわかりますね。

男鹿線の利用者は近年減少傾向にあるようですが、それでも朝夕の時間帯は比較的混雑する路線です。

ロングシートはやや残念ですが輸送効率の面からしたらロングシートの方が効率が良いので、そこは仕方がないですね。

参考:「クロスシートとロングシートの違いとは?

 

各車両との間にあるドアも、ちょっぴり近未来風な感じです。

トイレも近年の列車と同様にバリアフリーにも優れています。

ちなみに、従来のキハ40は今でも和式便所です。トイレ1つ見ても時代の変化を感じさせられます。

 

車内広告は殆どありませんでしたが、代わりにアキュムの車両システムについて情報が掲載されています。

アキュムは電化区間(電線がある区間)は、通常の電車として走りつつ蓄電池に電力を充電します。

そして、非電化区間(電線がなく、レールだけの区間)を列車に搭載した蓄電池で走るというシステムです。

今までありそうでなかったシステムを実際に取り入れたのが、このアキュムという訳ですね!

 

ドア付近の上部にエネルギーフローモニターが付いており、現在の運行状況がイラスト動画で映っています。

架線から電力を得られる電化区間は、架線からの電力で電車が動きます。

秋田駅から追分駅の区間は奥羽本線も走っている区間なので電化区間となっています。

 

ブレーキが発動すると、ブレーキ時に発生する電力も蓄電池の充電に当てるみたいです。

発生する電気を無駄なく利用することで環境にも配慮しているのが分かります。

 

そして、追分駅を過ぎると男鹿線は非電化区間に入るため、蓄電池で電車を動かします。

アキュムの真価を発揮するのは、まさにこの時ですね!

また、終点の男鹿駅にはちゃんと蓄電池を充電する設備があるため、電池切れで秋田に戻れないということはありません。笑

 

加速をやめて惰性走行に移行しました。

何故かナマハゲも登場しますが、ちょっとした遊び心が感じられます。笑

 

今回は時間の関係上、男鹿駅へは行けないので途中の出戸浜駅で降りました。

無人駅なので降りるときは、運転席手前のドアから降ります。降りた人は私以外にいなかったです。

たったの20分程度の乗車時間でしたが、あっという間に到着しましたね。

乗り心地も悪くなく、非電化区間も蓄電池で走ることから走行音も静かという印象でした。

 

そして、帰りは従来の国鉄気動車であるキハ40に乗って秋田駅へ戻ります。

キハ40は国鉄時代の気動車なので、加速は遅く、列車の揺れや騒音も凄まじいですが、個人的に男鹿線と言ったらやっぱりこっちのイメージがありますね。

ただ、このキハ40の光景があと数年したら見られなくなると思うと、ちょっぴり寂しい感じもします。

やはり時代の流れには逆らえません。男鹿線でアキュムとキハ40の両方を楽しめるのは今のうちだけかもしれませんね。

 

感想:新しい電車だが座席がロングシートなのはやや残念

今回、たまたまACCUMに乗ることができましたが、実に快適な列車でした!

利便性や快適性が向上し、キハ40とは比べ物にならないほど快適です!(※別にキハ40が嫌いな訳ではありません。)

ただ、新型のアキュムは座席がロングシートとなっているのが、鉄道旅行好きの私からしたらちょっと残念といった感じですね。

キハ40にはクロスシートがあったので、そこだけは物足りなさを感じました。

また、アキュムが登場したことで将来「キハ40」が男鹿線から無くなるのも現実味を帯びてきました。

良くも悪くも男鹿線のACCUMとキハ40の両方を楽しめるのは今の内なので、秋田に行くならぜひとも男鹿線を利用してみてはいかがでしょうか?