新大阪から博多間を結ぶ山陽新幹線には主に、「みずほ」「さくら」「こだま」の3つの種別があります。

しかし、区間によっては東海道新幹線から乗り入れる、「のぞみ」「ひかり」も加わるので、山陽新幹線には実質的に5つの種別が走っている状況にあります。

 

在来線のように、普通・快速・特急といった明確な表記がないので、普段新幹線を利用しない人からしたら、どの列車がどの駅に停まるのか分からないことでしょう。

今回は、そんな山陽新幹線の各種別の違いについて、分かりやすく解説していきます。

山陽新幹線の5つの種別

「みずほ」と「のぞみ」:山陽新幹線で最も早い列車

山陽新幹線の「みずほ」と東海道新幹線から乗り入れて来る「のぞみ」は、どちらもほぼ同じ種別であり、速達性に優れた最も早い列車となっています。

「みずほ」の停車駅は以下の通りです。

  • 新大阪(しんおおさか)
  • 新神戸(しんこうべ)
  • ※姫路(ひめじ)
  • 岡山(おかやま)
  • 広島(ひろしま)
  • 小倉(こくら)
  • 博多(はかた)
  • ※久留米(くるめ)
  • 熊本(くまもと)
  • ※川内(せんだい)
  • 鹿児島中央(かごしまちゅうおう)

※の駅は一部の列車が停車

 

最速達列車である「みずほ」と「のぞみ」の違いは、運行区間の違いです。

「みずほ」は新大阪~鹿児島中央間で運行されており、九州新幹線まで乗り入れています。

所要時間の目安、は新大阪~博多が約2時間30分、新大阪~鹿児島中央で約3時間50分です。

 

一方、のぞみは東京~博多の区間で運行されています。博多より先の熊本・鹿児島方面へは行きません。

そのため、九州の各主要駅へ行く場合には「みずほ」を利用しましょう。

 

関連:東海道新幹線の「のぞみ」「ひかり」「こだま」の停車駅

 

「みずほ」は「のぞみ」と同様、速達性に優れる分、他の種別より指定席特急券の料金が数百円ほど割増しになっています。

※自由席は他の新幹線と同じです。

 

また、「みずほ」は8両編成で、自由席は1号車から3号車となっています。

 

「さくら」:みずほの次に早い新幹線

「さくら」は、「みずほ」と「のぞみ」の次に早い列車です。

「さくら」の停車駅は以下の通りです。

  • 新大阪(しんおおさか)
  • 新神戸(しんこうべ)
  • 姫路(ひめじ)
  • 岡山(おかやま)
  • 福山(ふくやま)
  • 広島(ひろしま)
  • 徳山(とくやま)
  • 新山口(しんやまぐち)
  • 新下関(しんしものせき)
  • 小倉(こくら)
  • 博多(はかた)
  • 新鳥栖(しんとす)
  • 久留米(くるめ)
  • 筑後船小屋(ちくごふなごや)
  • 新大牟田(しんおおむた)
  • 新玉名(しんたまな)
  • 熊本(くまもと)
  • 新八代(しんやつしろ)
  • 新水俣(しんみなまた)
  • 出水(いずみ)
  • 川内(せんだい)
  • 鹿児島中央(かごしまちゅうおう)

同じ「さくら」でも列車によって途中停車駅が異なります。

さくらは新大阪から熊本・鹿児島中央区間を走っており、九州新幹線まで乗り入れるのが特徴です。

 

九州新幹線まで乗り入れるのは「みずほ」と同じですが、「みずほ」よりも停車駅は多くなります。

「みずほ」や「のぞみ」が通過する駅を利用する場合に、「さくら」または「ひかり」を利用しましょう。

 

なお、「さくら」は「みずほ」と同様に8両編成で、自由席は1号車から3号車となっています。

 

ひかり:3番目に早い新幹線

新大阪~博多間では「ひかり」も運転されています。

ひかりの停車駅は以下の通りです。

  • 新大阪(しんおおさか)
  • 新神戸(しんこうべ)
  • 西明石(にしあかし)
  • 姫路(ひめじ)
  • 相生(あいおい)
  • 岡山(おかやま)
  • 新倉敷(しんくらしき)
  • 福山(ふくやま)
  • 新尾道(しんおのみち)
  • 三原(みはら)
  • 東広島(ひがしひろしま)
  • 広島(ひろしま)
  • 新岩国(しんいわくに)
  • 徳山(とくやま)
  • 新山口(しんやまぐち)
  • 新下関(しんしものせき)
  • 小倉(こくら)
  • 博多(はかた)

※途中停車駅は列車ごとに異なります。

「さくら」に比べると途中停車駅が多くなりますが、九州新幹線に乗り入れることはありません。

また、一部の「ひかり」は東京方面の東海道新幹線から乗り入れる列車もあり、東京~岡山・広島の区間でも運転されています。

 

そして、山陽新幹線の一部の「ひかり」は「ひかりレールスター」という名称で運行されており、指定席の座席が通常の「ひかり」よりも幅広いレールスター仕様の新幹線が運用されています。

※料金は通常の「ひかり」と同じです。

いわゆる乗り得な新幹線なので、時間に余裕がある方は「ひかりレールスター」を利用すると良いでしょう。

関連:【ひかりレールスターとは?】車両編成と個室料金を徹底解説

 

「ひかり」の自由席は「みずほ」「さくら」と同様に8両編成で、自由席は1号車から3号車です。

なお、東海道新幹線から乗り入れている「ひかり」は16両編成であり、こちらは1号車から5号車までが自由席となっています。

 

こだま:一番遅い各駅停車の列車

こだまは山陽新幹線の中では最も遅く、全ての駅に停車する山陽新幹線の各駅停車となっています。

東海道新幹線の「こだま」と同じ役割を持つ列車であり、「ひかり」や「さくら」が通過する駅を利用する時に乗車する列車です。

 

こだまは、東海道新幹線では東京~新大阪間を、山陽新幹線では新大阪~博多を結んでいます。九州新幹線には乗り入れていません。

各駅停車なので乗り通すと所要時間はかなり長くなり、新大阪~岡山で約1時間15分、新大阪~広島で約3時間、新大阪~博多で約4時間40分です。

 

所要時間は長くなりますが、その分「こだま」専用の割引切符も多いので、できる限り安く新幹線を利用したい場合にも「こだま」は便利です。

 

「こだま」の自由席は、1号車から3号車と、7号車、8号車となっています。

なお、こだま号にはグリーン車は付いていません。

 

まとめ:種別が多いので乗車前に確認を!

このように山陽新幹線には、「みずほ」「さくら」「こだま」、そして「のぞみ」と「ひかり」も走っているので、とにかく複雑です。

列車の速達性では

  • 「みずほ」「のぞみ」が最速
  • 「さくら」「ひかり」が次に早い
  • 「こだま」は各駅停車

という感じです。とにかく早く主要駅へアクセスしたい場合は、「みずほ」か「のぞみ」を利用しましょう。

 

また、運行区間については

  • 「みずほ」「さくら」:新大阪~熊本・鹿児島間
  • 「のぞみ」「ひかり」「こだま」:東京~博多間

となっているので、九州へ行く場合には「みずほ」または「さくら」を利用すれば良いです。

ただ、同じ種別でも、列車によって停車駅が異なる場合があるので、乗車する列車の停車駅は事前にしっかりと確認しておきましょう。

以上、参考になれば幸いです。

 

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