神奈川のみならず、全国規模で見ても圧倒的に渋滞の発生回数が多い、東名高速の「大和トンネル」

地元横浜の道路交通情報を聞けば、ほぼ毎回「大和トンネル付近を先頭に〇〇キロの渋滞」と聞くほど、いつも渋滞している渋滞の名所です。

 

大和トンネルやその周辺は特に目立ったカーブもなく、線形だけ見ると走りやすい道路ですが、なぜこれほどまでに酷い渋滞が発生するのでしょうか?

今回は、そんな大和トンネルがいつも渋滞している理由について分かりやすく解説していきます。

大和トンネルがいつも渋滞する訳

トンネルの圧迫感による減速

トンネルに入ると人間の視力が一時的に低下するため、その恐怖心からスピードも低下してしまいがちです。

これは大和トンネルに限ったことではなく、他のトンネルでもトンネルそのものが原因で渋滞になる時もあります。

 

しかし、大和トンネルの場合は、普通のトンネルに比べて天井が低く、普通のトンネルよりも心理的に怖さを感じてしまいます。

通常のトンネルは上部が丸っこい形をしていますが、大和トンネルは平べったいために、狭いトンネルが迫ってくる感じが速度低下の原因になってしまうのです。

 

ザク部で速度低下に気づきづらい

大和トンネルが渋滞する原因には、ザク部による速度低下もあります。

大和トンネルの東京側上り線は、緩やかな上り坂になっており、自然と速度が低下してしまいがちです。

 

ザク部でスピードが落ち、さらにトンネルでスピードが落ちるという悪循環が発生してしまうが故に、自然渋滞が発生してしまいます。

特に、上り坂となっている上り線は自然渋滞が発生しやすく、土休日の午後から夜にかけていつも渋滞するほどです。

 

また、ザク部は視覚的にも勾配の判断が難しいので、実際に運転する際は視覚情報だけでなく、スピードメーターを見て速度低下を防ぎたいところです。

スムーズに流れている時は、自分が渋滞の先頭にならないよう意識したいですね。

 

Nシステムをオービスと勘違いして減速

大和トンネル付近にオービスはありませんが、名古屋方面のトンネル出口にNシステムが設置されています。

Nシステムはスピード違反の取り締まり装置ではなく、「自動車ナンバー読み取り装置」であり、盗難車両や犯罪捜査のために設置されているものです。

 

このNシステムをオービスと勘違いしたドライバーがブレーキを踏み、ブレーキランプを見た後方の車両も減速してしまいます。

ぱっと見ただけではNシステムとオービスの見分けるのは困難ですが、ここで減速してしまうと渋滞や追突の原因となるので注意したいです。

 

上り線はトンネル手前で車線が減る

海老名サービスエリアからしばらくは片側4車線の区間がありますが、大和トンネルの手前で4車線から3車線に減少します。

トンネル手前で合流によるボトルネックが発生することで、渋滞の原因となってしまうのです。

 

そもそも東名高速の交通量が多い

渋滞が起こる原因には交通量の集中もあります。

 

首都圏から西へ行くためには、この東名高速道路か中央自動車道のどちらかを通ることになりますが、どちらも日本の東西を結ぶ大動脈です。

実質、東西を行き来できる高速道路はこの2つしかないので、必然的に交通量も集中してしまいます。

 

また、横浜市内からの車も横浜町田ICから入ってくるため、交通量がさらに集中してしまいキャパオーバーとなってしまっています。

上り線の場合は、厚木インターや海老名ジャンクション、圏央道からの合流が重なるため、こちらも交通量が集中しがちです。

 

迂回路には、新湘南バイパスや国道1号、国道246号線もありますが、これら道路も交通量が多く、迂回しても結局どこかしらで渋滞に巻き込まれてしまいます。

特に、3連休やGW、お盆といった休暇シーズンには、東名高速だけでなく迂回路もひどい渋滞となっているため、交通量の分散も大きな課題と言えますね。

 

事故の発生件数が多い

上記にある通り、東名高速は交通量が多く、なおかつトンネルやザク部でスピード低下が起こりやすいので、追突事故の発生件数も非常に多いスポットです。

ただでさえ速度低下による渋滞が起こりやすい場所なので、ここで事故が発生すると30キロ以上の大渋滞が発生することもあります。

 

事故渋滞は発生タイミングが全く読めないので、ラジオやネットの交通情報にて早期に情報を集めるようにしましょう。

 

まとめ:大和トンネル付近は渋滞原因の密集地帯

このように大和トンネルが渋滞してしまう原因には、

・トンネルによる減速
・ザク部による速度低下

・オービスによる減速
・車線の減少

・そもそも交通量が多い
・事故の発生件数が多い

という6つの原因全てが重なっているために、いつも渋滞してしまうのです。

 

正直なところ、土休日にはほぼ100%で渋滞する道路なので、スムーズに流れていたらラッキーと思った方が良いぐらいです。

 

安全運転が第一ですが、道路の構造上、自然と速度低下してしまいがちなので、大和トンネル付近を走行する際はスピードメーターを確認しつつ、時には思い切ってアクセルを踏むよう意識しましょう。

以上、参考になれば幸いです。

 

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