夜行バスに LCC と、移動手段もお手軽・格安・そして豊富になった現代日本。『夜行列車で旅行してみよう』って、日本ではなかなか選択肢に上がりませんよね。そんな、今やすっかり貴重な存在になってしまった夜行寝台列車ですが、一度乗ってみると独特な味わいや趣があり、ハマってしまう人もいます。
某テレビ番組ではありませんが、ゆっくりと移り変わる景色を味わいつつ、時間を気にせずにする旅、移動中も旅の一部として楽しむ旅も良いものです。なんだか昔の映画の中に入った気分に浸れたり。
また、最近では豪華で贅沢な寝台列車「クルーズトレイン」なども登場し、ますますその人気に拍車がかかっています。時間ができたら、たまには夜行寝台列車でのんびりと移動する国内旅行はいかがでしょうか?人気の寝台列車をご紹介します。
日本唯一の定期運行寝台列車「サンライズ出雲・サンライズ瀬戸」
実は、日本で現在、定期運航されている寝台特急は、出雲~東京間を走る「サンライズ出雲」と高松~東京間を走る「サンライズ瀬戸」の2つのみです。最近ではマニアだけでなく、出雲大社に縁結び祈願に出かける女子に人気だとか。
サンライズ出雲・瀬戸は全車両2階建てになっています。寝台タイプも様々で、予算や目的に合わせて選べますよ♪
憧れのラグジュアリー寝台列車「ななつ星」
「ななつ星」は、2013年に運行を開始したラグジュアリーな寝台列車。普通の寝台列車ではなく、博多から1泊2日、または3泊4日で九州を一周して観光を楽しみながら戻ってくる「クルーズトレイン」と呼ばれるものです。
画像はデラックススイート。これが列車の中?!と信じられないようなゴージャスなお部屋です!ご覧の通り、大きな車窓から去りゆく景色が眺められます。まるでスクリーンで映画を観ているかのように、景色が楽しめますね。
限定復活中の寝台列車「カシオペア」
北海道新幹線が開通したことにより、2016年3月に廃止された「寝台特急カシオペア」。このカシオペアが現在、ツアー専用の臨時列車として運行復活しています。東北や北海道などを巡るツアーが企画されています。予約は各旅行会社で行っていますよ。
カシオペアは全車両A寝台のつくりで、ゆったりと旅ができます。その人気ゆえ、チケットは入手が困難になることもあります。定期運行ではないので、毎年、シーズンごとに運行予定や詳細を各旅行会社でチェックしましょう。